グラシアルは三塁が本職、左翼には中村晃が回る
■埼玉西武 – 福岡ソフトバンク(19日・メットライフ)
福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手が、19日の埼玉西武戦でスタメンから外れた。1勝2敗で迎える「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦。試合前の練習に姿を見せた工藤公康監督が苦渋の決断を下したことを明らかにした。
「苦渋の決断でした。これほど勇気のいった決断はこれまでにない。この試合に勝つことだけを考えた」と工藤監督。不振の松田をスタメンから外し、前日まで左翼に入っていたグラシアルを本職である三塁に起用。左翼には中村晃を回し、一塁にはファイナルステージから1軍に合流した内川を先発復帰させることにした。
福岡ソフトバンクの中心選手として活躍していた松田。「彼はウチの中心としてやってきた選手。野球選手として強い人間だと思っている。この悔しさはグラウンドで出してくれると思う」と語った指揮官。敗れれば、埼玉西武に王手をかけられる一戦で、大きな勝負に打って出た。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
記事提供: