「直也、もっと一緒にプレーしたかった」唐川侑己引退セレモニー全文

パ・リーグ インサイト

千葉ロッテマリーンズ・唐川侑己投手 ©パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・唐川侑己投手 ©パーソル パ・リーグTV

 10月3日、ZOZOマリンスタジアムで唐川侑己投手の引退セレモニーが行われた。試合前の始球式は、唐川投手の長男が投手、次男が捕手を務め、子どもたちによる「パパ、頑張って!プレイボール!」の掛け声とともに始まった引退試合。唐川投手は、先頭・正木智也選手に対して全球カットボールで勝負。最後は空振り三振に仕留めると、同級生・益田直也投手に後を託し、現役最後の登板を終えた。

 試合後の引退セレモニーでは、福岡ソフトバンク・中村晃選手、オリックス・岩嵜翔投手、巨人・丸佳浩選手、東京ヤクルト・由規二軍投手コーチ、中田翔さん、中日・涌井秀章投手からのビデオメッセージが放映された後、唐川投手があいさつを行った。以下、あいさつ全文。

「2007年10月3日、ドラフト会議でバレンタイン監督が、私を千葉ロッテマリーンズに導いてくれました。あれから19年。 今日こうして皆さまの前でご挨拶できることを本当に幸せに思います。

まずはじめに、このような素晴らしいセレモニーを開催してくださった球団関係者のみなさま、監督、コーチ、スタッフ、選手のみなさん、そして多くのファンのみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございます。

初登板の日のこと、ZOZOマリンで初めて先発した日のこと、ZOZOマリンに上がる時の皆さまの歓声や自分自身の胸の高鳴りは、今でも鮮明に覚えています。経験を重ねる中で、この世界の怖さも知りました。 思い悩む日も多々ありました。 度重なる怪我もありました。それでも多くの方々に支えてもらい、泥臭く一歩ずつ歩み、ここまで来ることができました。

学生時代から今日まで野球を通じて出会い、支えてくださったすべてのみなさまとのご縁が今の私をつくってくれています。両親には幼い時に野球というかけがえのない財産を与えてもらいました。 それからどんな時も一番の味方としてずっと支えてくれました。本当にありがとう。

家族にもたくさんの心配や苦労をかけたと思います。 これから我が家は新しい冒険が始まります。 みずき、あゆき、はるき、あずき、つき。 これからの日々をみんなと一緒に歩いていけることを、心から幸せに思います。

共に戦ったチームメイトのみんな、特に(益田)直也、もっと一緒にプレーしたかった。みんなと共に過ごした時間は宝物です。 これからもみんなのことを応援しています。

そしてファンのみなさま、長い間応援していただきありがとうございました。試合で打たれた日は悔しくて、それでもまた応援してくれる人がいるということがどんなに励みになったか分かりません。19番のユニフォームを着てくれていることが嬉しくて、その人たちに喜んでもらいたい、その思いを胸に今日まで腕を振ってきました。

思うような結果を残せず、苦しい思いや歯がゆい思いをさせてしまったことも多々あったと思います。これからはみなさんの応援にプレーで応えることはできません。それでも私自身、これからの人生を一人の人間としてしっかりと歩き、いつまでも皆さまに誇りに思っていただけるよう精進します。

最後になりますが、今日ここにいるすべてのみなさまへの感謝と、私の愛する千葉ロッテマリーンズのこれからの更なる飛躍を願い、引退の挨拶とさせていただきます。幸せな19年間でした。本当にありがとうございました」

 その後、成瀬善久さん、味園博和ブルペンキャッチャー、益田直也投手、そしてご家族から花束が贈呈され、唐川投手はスタジアムを一周。最後はマウンド付近で5回宙を舞い、グラウンドを後にした。

記事提供:パ・リーグ インサイト

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