【9月30日時点】2026年パ・リーグ引退選手まとめ

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埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手【写真:球団提供】
埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手【写真:球団提供】

 シーズンも最終盤に差し掛かり、引退を決めた選手たちのニュースが連日のように報じられているプロ野球。今回は、2026年限りでユニフォームを脱ぐことを決断したパ・リーグの選手を紹介する。

※情報は2026年9月30日時点

2026シーズン限りで引退を表明した選手一覧

選手名/引退表明の日/引退試合の日

栗山巧選手(西) /11月24日(2025年)/8月30日
中村晃選手(ソ) /7月3日 /9月27日
角中勝也選手(ロ)/7月20日/10月2日
平野佳寿投手(オ)/8月9日 /9月25日
唐川侑己投手(ロ)/9月4日 /10月3日
中島卓也選手(日)/9月11日/9月22日
辛島航投手(楽) /9月23日/10月3日
山田修義投手(オ)/9月24日/9月26日
西野真弘投手(オ)/9月24日/9月26日

「締めくくりのシーズン」をファンとともに歩んだ “ミスターレオ” 栗山巧

▼栗山巧外野手▼
1983年9月3日生まれ/兵庫県出身
177cm・85kg/右投げ左打ち

【経歴】
2001年ドラフト4位/埼玉西武(2002年~2026年)通算25年
【通算成績】
2323試合 7765打数 2152安打 128本塁打 914打点 102犠打 85盗塁、打率.277 出塁率.366 OPS.753

 球団生え抜き通算2000安打を達成したレジェンド・栗山巧選手は、2025年オフに2026年を「締めくくりのシーズン」とすると発表。球団初の個人オフィシャルファンクラブ「TEAM PR1DE」も発足し、ファンとともに最後のシーズンを歩んだ。

 8月30日に行われた引退試合では、元チームメイトの東北楽天・岸孝之投手との対戦も実現。超満員のスタンドが見守るなか、現役最後となった第4打席でセンター前に安打を放った。引退セレモニーでは「今もこれからもライオンズの栗山です」と宣言。ファンを愛し、ファンに愛された“ミスターレオ”が25年の現役生活に幕を下ろした。

福岡ソフトバンク一筋19年。いぶし銀の“レフティースナイパー”中村晃

▼中村晃内野手▼
1989年11月5日生まれ/埼玉県出身
175cm・81kg/左投げ左打ち

【経歴】
2007年高校生ドラフト3位/福岡ソフトバンク(2008年~2026年)通算19年
【通算成績】
1662試合 5563打数 1522安打 69本塁打 556打点 82犠打 44盗塁、打率.274 出塁率.358 OPS.716

 2017年からの日本シリーズ4連覇など、チームの黄金期を支えた中村晃選手。2014年には最多安打賞、2020年から23年は一塁手として4年連続の三井ゴールデン・グラブ賞を受賞し、攻守で光るものを見せた。

 引退試合にはフル出場し、第1打席で右中間への二塁打を記録。最後の打席では、ドラフト同期入団のオリックス・岩嵜翔投手と対戦した。結果は捕邪飛となったが、打席後には互いに歩み寄り、抱き合う場面も。プロ19年間のうち、14年をチームメイトとして過ごした2人にとって特別な時間となった。

卓越したバットコントロールでファンを魅了した角中勝也

▼角中勝也外野手▼
1987年5月25日生まれ/石川県出身
180cm・85kg/右投げ左打ち

【経歴】
2006年ドラフト7位/千葉ロッテ(2007年~2026年)通算20年
【通算成績】
1513試合 4812打数 1345安打 70本塁打 564打点 46犠打 67盗塁、打率.280 出塁率.361 OPS.754

 独立リーグからNPBへ。2012年に独立出身選手としては初の首位打者とベストナインを獲得すると、2016年には再び首位打者、ベストナイン、さらに最多安打のタイトルを手中に。“変態打ち”とも呼ばれる卓越したバットコントロールでチームをけん引してきた。

 晩年はケガに苦しめられるシーズンも多かったが、2023年には「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞にも輝く逆転サヨナラ2ランを放つなど、勝負強さを発揮した。10月2日に行われる引退試合では「ファンの方々がコールしてくれて素直にうれしかった」と語る角中選手に、ビッグサイズの“顔”ボードと超満員の声援で花道を作る。

史上4人目の250セーブを達成。日米で躍動した平野佳寿

▼平野佳寿投手▼
1984年3月8日生まれ/京都府出身
186cm・90kg/右投げ右打ち

【経歴】
2005年ドラフト希望枠/オリックス(2006年~2017年)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2018年〜 2019年)、シアトル・マリナーズ(2020年)、オリックス(2021年〜2026年)日米通算21年・NPB通算18年

【NPB通算成績】
703試合 56勝78敗 250セーブ 157ホールド 1001奪三振、防御率2.98 WHIP1.15

 2006年にオリックスに入団。2011年には49HPを挙げ、最優秀中継ぎ投手で初のタイトルに輝いた。2013年からは守護神として活躍し、2017年オフには海外FAでMLBへ。リリーフで150試合に登板した。2021年のオリックス復帰後も腕を振るい続け、2023年には史上4人目となる日米通算250セーブを達成する。

 今季は兼任コーチに就任し、指導者としてもチームに貢献。9月25日の引退試合では、多くのチームメイトに送り出されて9回表のマウンドへ。中村晃選手から空振り三振を奪い、現役生活を締めた。

千葉県出身・唐川侑己。地元を愛し、愛された19年

▼唐川侑己投手▼
1989年7月5日生まれ/千葉県出身
181cm・90kg/右投げ右打ち

【経歴】
2007年高校生ドラフト1位/千葉ロッテ(2008年〜2026年)通算19年

【NPB通算成績】
350試合 82勝78敗 64ホールド 861奪三振、防御率3.71 WHIP1.28

 高校ビッグ3としてドラフト前から注目され、高校生ドラフト1位で地元球団の千葉ロッテに入団。1年目から先発として活躍し、2011年にはキャリアハイの12勝をマーク。2018年以降は中継ぎへと主戦場を移し、2020年には32試合で防御率1.19と抜群の安定感でチームを支えた。

 引退試合は10月3日。当日は、入団時から顔が変わらないことがファンの間で有名な唐川投手にちなみ、入団1年目の2008年から現役最終年となる2026年まで、各年度の顔写真をデザインした、全19種類の引退記念 “顔” ボードが用意される。

粘り強い打撃と俊足で投手を翻ろう。内野守備の要・中島卓也の18年

▼中島卓也内野手▼
1991年1月11日生まれ/福岡県出身
178cm・77kg/右投げ左打ち

【経歴】
2008年ドラフト5位/北海道日本ハム(2009年~2026年)通算18年
【通算成績】
1314試合 3108打数 737安打 2本塁打 181打点 256犠打 206盗塁、打率.237 出塁率.311 OPS.577

 粘り強い打撃と俊足を生かした走塁、そして堅実な守備でチームを支えてきた中島卓也選手。2015年には盗塁王、ベストナインを獲得。2016年には遊撃手として143試合に出場し、リーグ優勝・日本一にも貢献した。

 引退試合の第3打席では、一塁ゴロに倒れるかと思われたが、持ち前の俊足を飛ばしてセーフに。最後まで諦めない姿勢で、最後の一本をもぎとった。セレモニーでは、入団時から憧れ、尊敬した田中賢介氏との二遊間で最後の守備を披露。名手の最後の一投は、ともにファイターズを日本一に導いた西川遥輝選手のグラブに収まった。

球団史上初の日本一を知る左腕・辛島航

▼辛島航投手▼
1990年10月18日生まれ/福岡県出身
173cm・72kg/左投げ左打ち

【経歴】
2008年ドラフト6位/東北楽天(2009年〜2026年)通算18年

【NPB通算成績】
210試合 56勝74敗 10ホールド 701奪三振、防御率4.01 WHIP1.34

 東北楽天一筋でプレーし、主に先発としてチームを支えた。2013年には11試合に登板し、球団創設初となる日本一にも貢献。2019年には先発として18試合、リリーフとして9試合を投げ、自身最多となる9勝を挙げた。

 2021年に左肘手術を受け、2022年は先発に専念して17試合で6勝4敗、防御率3.40をマーク。しかし以降は思うような成績を残せず、2025年には再び左肘にメスを入れた。173cmと決して身長は高くないが、長年チームに貢献した優勝を知る最後の犬鷲戦士。引退会見および最終登板は10月3日のオリックス戦で、先頭打者1名のみに投げる予定だ。

鉄腕でオリックスのブルペンを支えた山田修義

▼山田修義投手▼
1991年9月19日生まれ/福井県出身
185cm・95kg/左投げ左打ち

【経歴】
2009年ドラフト3位/オリックス(2010年〜2026年)通算17年

【NPB通算成績】
329登板 14勝24敗 78ホールド 336奪三振、防御率3.72 WHIP1.36

 オリックスに左腕をささげたベテランリリーバー。左腕から繰り出すキレのある球で三振を奪うスタイルで、ブルペンの一角を占めてきた。2018年にはワンポイントや火消し役を任され、8月にはNPB最多タイ記録となる月間18試合登板。「神様・稲尾に並んだ男」として注目された。リーグ3連覇を達成した2023年には、32登板で防御率1.15の好成績を記録。

 9月26日の引退試合では9回に登板し、北海道日本ハム・郡司裕也選手と対戦。全球ストレートを投じ、中飛に打ち取ってマウンドを降りた。引退のあいさつでは思いをしたためた手紙を持参し、ファンへ感謝を伝えた。

急成長するチームとともに歩んだ西野真弘

▼西野真弘内野手▼
1990年8月2日生まれ/東京都出身
167cm・71kg/右投げ左打ち

【経歴】
2014年ドラフト7位/オリックス(2015年~2026年)通算12年
【通算成績】
750試合 2331打数 615安打 16本塁打 176打点 71犠打 44盗塁、打率.264 出塁率.324 OPS.662

 内野のユーティリティ性に加え、積極的な走塁も魅力。2022年の日本シリーズで11打数5安打を放つなど、勝負所での打撃も光った。チーム野手最年長の西野選手は、昨年7本塁打、35打点と自己最多を記録し、今シーズンもその活躍に期待を寄せられていたが、現役引退へ。

 引退セレモニーでは、「(紙を見ないで)いけるところまで行きます」と場を和ませながらも、亡き父への感謝を語る場面では、下を向き言葉に詰まる姿も見られた。最後には「オリックスのユニフォームを着て野球ができて、本当に良かったです。12年間、本当にありがとうございました」と締め括った。

 長年にわたりファンを魅了した選手の引退が多い2026年。指導者として、あるいは新たな立場として、球場内外で再会できることを心待ちにしたい。

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