
10月2日、ZOZOマリンスタジアムで角中勝也選手の引退セレモニーが行われた。「6番・左翼手」でスタメン出場した角中選手。愛息による始球式から試合は始まり、家族・ファン・チームメイトらに見守られながら、8回まで慣れ親しんだ本拠地の外野を守った。
試合後に行われたセレモニーでは、登場曲『もぐらの唄』を歌うEXPRESSさんが登場。生歌唱に合わせて、20年間の軌跡を振り返るスペシャルムービーが上映。また、OBの今江敏晃さんと大嶺祐太さん、レオネス・マーティンさん、お笑いコンビ・ぺこぱさん、亀梨和也さん、阪神・石井大智投手、中日・涌井秀章投手からビデオメッセージが送られた。最後は角中選手があいさつ。以下、あいさつ全文。
「まずはじめに、今日の引退試合、そしてセレモニーの場を用意してくださった球団関係者のみなさん、本当にありがとうございました。最後の試合に使っていただいたサブロー監督をはじめ、首脳陣の方々も本当にありがとうございます。
またホークスファンもすごく多くの人が残っていただき、ありがとうございます。ホークスといえば、自分の一軍初出場は福岡でのホークス戦でした。相手は斉藤和巳さんです。
『うわ、斉藤和巳だよ』と思って初打席を迎えたのを、今でもはっきりと覚えています。
そして何よりホークスは本当に強かったです。しかし、そんなホークスをはじめ、パ・リーグ5球団に勝たなければ優勝することはできません。それでも、今のマリーンズには何か一つきっかけさえつかめば、大化けするような選手が多くいると思っています。優勝するマリーンズ、常勝軍団になるマリーンズが見たいです。期待してます。
話を自分のことに戻しますと、角中といえば四国の独立リーグ出身というイメージを持っている方も多くいると思いますが、独立リーグでは野球の技術はもちろん、人間としても成長させていただきました。独立リーグに本当にお世話になったので、恩返しできるのはやっぱり一軍で活躍するのが一番と思い、今まで頑張ってきました。少しは恩返しできたかなと思っています。
(上空を見上げて沈黙)
いや、すみません。感動してるんじゃなくて、今真っ白になって……すいません、ちょっと思い出します(場内笑い)。
また、今まで自分のことを指導してくださったコーチ陣のみなさん。今まで教えてもらったことは、技術、感覚、すべてのことが自分の引き出しに入っています。また、この引き出しの中から、将来いい選手を育てられるように頑張ります。
そして、おとん、おかん。丈夫な子に産んでくれて、育ててくれて、本当にありがとう。
もうちょっと、言いたいことはあるんですけど…… あんまり覚えてないんで。でも、この気持ちはみんなに伝わってほしいと思いますので、今からInstagramでコメントを投稿します。
(スタンドから笑いと歓声)
(スマートフォンを取り出して操作)
角中勝也選手Instagram(@kaku613)
一旦、フォローしていただき、セレモニーが終わったらじっくり読んで、過去最高の『いいね』をよろしくお願いします。
最後になりますが、自分は本当にいろんな方々に支えられて今までやってこられました。自分と関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。また引き続きよろしくお願いします。
そして本当の最後になりますが、マリーンズファンのみなさん、20年間、いつもいつも、どんな時も熱く、心から震える応援本当に応援ありがとうございました!」
あいさつの後はスタッフを代表して福島明弘打撃投手、選手を代表して益田直也投手、両親、家族から花束が送られた。最後はライトスタンドから応援歌が流れるなか、大量の紙吹雪に包まれて場内を一周。チームメイトとハイタッチを交わし、マウンド付近で胴上げ。背番号「3」と同じく、3回宙を舞った。
◇角中選手 通算成績
1514試合 5549打席 1345安打 250二塁打 70本塁打 564打点、打率.279