単独トップに躍り出る可能性十分 埼玉西武・中村剛也選手の短期決戦にまつわる記録とは

パ・リーグ インサイト

2018.10.17(水) 15:49

埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 圧倒的な攻撃力でパ・リーグを制覇した埼玉西武は、17日からファーストステージを勝ち抜いた福岡ソフトバンクと日本シリーズ進出を懸けて対戦する。そんな埼玉西武にはファイナルステージ突破に向け、心強い男がいる。埼玉西武一筋プロ17年目の中村剛也選手だ。

 中村選手といえば現役最多の6度の本塁打王を獲得するなど球界を代表するスラッガー。今季は6月終了時点で3本塁打だったが、7月に8本、8月には自身月間最多記録となる12本のアーチを描き月間MVPを獲得。9月も5本塁打を放ち、7月以降は25本塁打。終わってみればチーム3位の28本塁打をマークした。

 夏場以降、抜群の存在感を示した中村選手は、クライマックスシリーズでも特大な一発に期待がかかる。ちなみに中村選手が今年の「パーソル CS パ」で本塁打を放つと、現在8本塁打で並んでいるタイロン・ウッズ氏、和田一浩氏を上回り、クライマックスシリーズでの通算本塁打数で単独トップに立つ。

 中村選手が一軍に定着した2005年以降でプレーオフ、CSに進出しながらも、本塁打が生まれなかったのは、本塁打王を初めて獲得した2008年のみ。その他の年はいずれも本塁打を1本放っている。

 埼玉西武が日本シリーズ出場するためには、アドバンテージの1勝を含めて4勝することが条件であり、必ず3試合は戦うことになる。昨季はファーストステージで敗れたため3試合のみの戦いだったが、初戦に東北楽天・青山浩二投手から3ランを放った。“短期決戦"でもコンスタントに本塁打を放つ中村選手。今年のファイナルステージでも豪快な一発に期待がもてそうだ。

【プレーオフ、CSでの年度別本塁打数】
2004年:0本
2005年:1本
2006年:1本
2008年:0本
2010年:1本
2011年:2本
2012年:1本
2013年:1本
2017年:1本

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