【試合戦評】山岡投手が10奪三振無四死球でプロ初完封。5本塁打を含む14安打9得点の猛攻でオリックスが完勝

パ・リーグ インサイト

2017.8.26(土) 00:00

昨夜の試合では、2本塁打を含む効果的な得点と4投手による完封リレーで、連敗を4で止めた埼玉西武。今日の先発マウンドに上がるのは多和田投手。8月12日の千葉ロッテ戦、8月19日の北海道日本ハム戦と現在2試合連続で完封勝利を挙げている期待の右腕は、今日も好投を披露し、チームに追い風を生むことができるか注目だ。

対するオリックスの先発はルーキー・山岡投手。前回登板では6回3失点と試合を作り今季5勝目を挙げた。今日も持ち味のスライダーを軸にした投球で、チームを勝利に導けるか。

試合は初回から動く。1死から2番・大城選手が死球で出塁すると、1死1塁の場面で3番・吉田正選手が149キロの直球を豪快なスイングで振り抜いた。打球は右中間席中段へ飛び込む8号2ランとなり、オリックスが幸先良く先制に成功する。

さらに2死から5番・マレーロ選手が甘く入ったスライダーを完璧に捉えて、左翼席中段に飛び込む12号ソロを放つと、続くT-岡田選手にもプロ通算150本塁打となる25号ソロが飛び出す。2者連続を含む3本塁打を放ったオリックスが、初回から4点を先取した。

4点リードで迎えた3回表にも、2死から5番・マレーロ選手が今度は打った瞬間それと分かる13号ソロを放つ。2打席連続本塁打が飛び出してスコアは早くも5対0。序盤からオリックスが試合を有利に進める。

7回表にも、3番・吉田正選手と5番・マレーロ選手の安打などで2死1,2塁の好機を作ると、6番・T-岡田選手が左前適時打を放ち、1点を追加。9回表には、2死1,3塁の場面で埼玉西武の4番手・誠投手の暴投で7点目。なおも2死2塁から7番・小島選手が右翼席に飛び込む2号2ランを放つ。スコアを9対0とし、オリックスが試合を決定付けた。

8回まで埼玉西武打線を無失点に抑えた山岡投手は、プロ初完封を目指し9回裏のマウンドへ。3本の安打を浴び、2死満塁のピンチを背負うものの、最後は8番・森選手を空振り三振に抑える。試合は9対0でオリックスが勝利し、先発の山岡投手は9回140球、被安打9、奪三振10、無四死球の好投で、見事今季のルーキーとしては最速のプロ初完封勝利。敗れた埼玉西武は無得点、9失点と、投打ともに振るわなかった。

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