ミスターレオ・栗山巧が引退会見 恩師・渡辺久信と田邊徳雄が思い語る

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栗山巧選手に花束を渡した渡辺久信氏(右)と田邊徳雄コーチ(左)©PLM
栗山巧選手に花束を渡した渡辺久信氏(右)と田邊徳雄コーチ(左)©PLM

 8月30日、都内にて埼玉西武・栗山巧選手の引退会見が行われた。

 会見場に現れた栗山選手は「本日はお集まりいただきましてありがとうございます。本日をもちまして現役生活25年、ユニフォームを脱ぐという決意をしたことを報告したいと思います。25年間応援ありがとうございました」とあいさつ。

 2025年オフ、2026年を「締めくくりのシーズン」とすると発表した。今季は『PR1DE SERIES』としてこの3連戦を含む全3回のイベントを開催し、球団、ファンとともにファイナルシーズンを歩み、今日、引退試合を迎える。

「いよいよこの日がきたという気持ちと、まだ実感がわかない気持ちが入り混じっています」率直な気持ちをそう語った栗山選手。現役最後となる試合に向け、次のように思いを述べた。

「今までやってきたこと。それを見てもらうこと。プレーで出して、どう見てもらえるか。今までやってきたチームメイト、監督とかコーチとか楽しみにしてらっしゃる方もたくさんいると思うので、今できる最高のプレーを感謝の気持ちととともに出せたらいいなと思います」

会見に臨んだ栗山選手。引き締まった表情で語るなか、時折笑顔がこぼれた©PLM
会見に臨んだ栗山選手。引き締まった表情で語るなか、時折笑顔がこぼれた©PLM

中村剛也は「特別なチームメイト」渡辺久信と田邊徳雄が花束贈る

 2001年ドラフト4巡目で西武ライオンズに入団。2004年9月24日近鉄戦にて初出場・初安打を記録。2008年には初タイトルとなる最多安打を獲得するなど優勝・日本一に貢献し、2012年にはキャプテン就任。長年にわたり、ライオンズをけん引してきた。

 2021年9月4日の東北楽天戦では史上54人目となる通算2000本安打を達成し、名球会入り。歴代16位となる1052四球を誇る卓越した選球眼でも多くのチャンスを生み出した。そしてそのなかで25年間ともにプレーした、盟友とも呼べる中村剛也選手については、次のように語った。

「一緒にドラフトで入ってきて、気付けば25年。同じユニフォームでプレーしている。当たり前にいる存在ではありますけど、特別なチームメイトでした」

 質問が終わった後は、コーチ、監督そしてGMとして長く栗山選手と関わった渡辺久信氏と、コーチ、監督としてルーキーイヤーから栗山選手を指導してきた田邊徳雄三軍野手コーチが花束を贈呈。渡辺氏は「ついにこの日が来たなという思いです」と熱い気持ちを語った。

「私と栗山選手の出会いは、2004年に私がライオンズに(コーチとして)復帰した年です。ファームで一軍を目指して朝から晩まで努力している姿。今でも思い浮かびます。栗山選手は打撃はもちろんのことバントもすごくうまかったですし、作戦も卒なくこなせる選手。(1番の片岡選手が)盗塁をしてから、2ストライクと追い込まれてからでも自分のバッティングができる。これはなかなかできることではない。チームとしてもありがたかったです。

 プロ野球選手としてはそれほど大きくない体で、2000安打に到達するというのは尊敬に値します。試合のなかでみせる冷静さ、雰囲気、集中力、たまに見せる闘志あふれる姿。これ、私大好きでした!チームを鼓舞してくれる貴重な選手でした」

 続けて花束を渡した田邊コーチも栗山選手との思い出をこう振り返る。

「僕と栗山選手は2002年同期入団で(※田邊氏はコーチ)、自分の思い出としてはもうほぼファームで過ごしたこと。1年目から3年目くらいまで毎日バッティング練習を地道にこつこつ、こっちが参ったていうくらい練習を重ねて……。私はどうにか一軍に上がって活躍してほしいっていう一心で練習に付き合いました。

 ライオンズの球団史に残る名選手なってくれました。短い間ですけど、彼の練習を手伝えて誇りに思っています。最近は二軍にいることも多かったですけど、彼の練習姿勢・態度はなにも変わっていません。ファームにいる選手のお手本になって今も頑張ってくれています。今日引退の日を迎えますが、私はコーチとして最後の最後まで栗山選手にプレーを見届けたいと思います」

 いよいよ今日17時から、ラストゲームが始まる。相手先発はライオンズ時代、ともに優勝も経験した岸孝之投手。いざ、25年のプロ生活最後のバッターボックスへ。

ムービーカメラに向かって花束を振る栗山選手©PLM
ムービーカメラに向かって花束を振る栗山選手©PLM

記事提供:パ・リーグ インサイト

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