昨日の試合では、福岡ソフトバンクがオリックスを破り、現在の球団名になってから通算1000勝目となる勝利を挙げた。また、サファテ投手が今季39セーブを達成し、中日の岩瀬投手以来となる3年連続40セーブの記録に大手をかけた。連勝を目指す福岡ソフトバンクの今日の先発は石川投手。対するオリックスの先発は松葉投手。両投手ともに1ヶ月以上勝ち星から遠ざかっている。自らの投球で白星を手繰り寄せたい。
初回、両投手ともに走者は出すものの、要所を締めて無失点に抑える。2回も両投手ともに3者凡退に抑え、静かな試合運びとなった。試合が動いたのは3回表。先頭打者のマレーロ選手が左翼テラス席へ第11号ソロを放ち、オリックスが先制に成功する。
しかし直後の3回裏、6月23日以来の一軍出場となる先頭の江川選手が、左翼フェンス直撃の二塁打を放ち好機を作る。そして1死2塁から1番・川島選手が同点適時打を決めて、すぐさま試合を振り出しに戻した。
福岡ソフトバンクは、6回から継投策に入る。6回表は嘉弥真投手がマウンドに上がるが、2死から3番・吉田正選手に安打を許した所で森投手にスイッチ。2死1,2塁のピンチを招くものの、5番・中島選手から三振を奪い無失点で抑えた。
同点で迎えた6回裏、ここまで松葉投手に4安打に抑えられていた福岡ソフトバンク打線。この回も簡単に打ち取られ2死となるが、6番・松田選手が左翼席前列に運ぶ第19号ソロを放ち、今日の試合始めてのリードを奪う。
7回表は森投手、8回表は岩嵜投手がそれぞれ無失点に抑え、9回表は、3年連続40セーブの記録が掛かっているサファテ投手が登板。先頭の吉田正選手に四球を与え、続く小谷野選手には犠打を決められ1死2塁と一打同点のピンチを招く。5番・中島選手には詰まりながらも遊撃手後方へと打球を運ばれてしまう。
しかし、左翼手の中村晃選手の好返球で本塁刺殺。守備陣にも助けられたサファテ投手は、6番・T-岡田選手を三振に打ち取り、1点リードを守り切ってゲームを締める。試合は2対1で福岡ソフトバンクが勝利をおさめ、サファテ投手は岩瀬投手以来となる3年連続40セーブの快挙を達成した。
今日の試合も福岡ソフトバンクの救援陣の投球が光った。接戦を制した福岡ソフトバンクはこれで3カード連続の勝ち越しとなり、金曜日から始まる2位・楽天との直接対決に弾みをつけた。楽天は今日からペゲーロ選手が復帰し、打線の厚みが増しているだけに、投手陣の働きが鍵となるだろう。
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