埼玉西武が悲願の10年ぶりV 辻発彦監督「私のミスが多々あったなかで…」

パ・リーグ インサイト

2018.9.30(日) 22:13

埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM

 9月30日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の一戦。優勝へのマジックを「1」としてこの日の試合を迎えた埼玉西武が1対4で北海道日本ハムに敗戦。しかし、福岡ソフトバンクが千葉ロッテに敗れ、2008年以来10年ぶりとなるリーグ制覇を成し遂げた。

 以下は試合後にグラウンドで行われた優勝監督インタビューの全文。

-胴上げで8回宙に舞いました。どんなお気持ちでしたか?

(辻監督)この日がいつ来るかいつ来るかと待ち望んでいましたが、私のミスが多々あったなかで選手たちが本当に助けてくれました。本当にうれしかったです。

-試合が終わり、1人1人と声を掛けておられましたが、どのような声を掛けたのでしょうか。

(辻監督)皆にはありがとうという感謝の気持ちを伝えました。その一言に尽きます。

-開幕から一度も首位を譲らず、苦しい時期もあった中で勝ち抜くことができました。チームの強さはどんなところにあったのでしょうか。

(辻監督)Bクラスに低迷した時期もありましたが、昨年このチームに就任しました。能力がある選手が多い中で、どうしたら引き出せるかというところが一番の課題でしたが、個性のある選手ばかりで、その個性を伸ばせれば必ずいい結果が出ると信じてここまで来ました。

-積極性を評価する部分も大きかったのでしょうか?

(辻監督)これも私が選手のときに経験したことですが、あまりグジグジせず、失敗しても前を向くという姿勢が一番必要なのではないかと学びました。

-その思いに選手たちが素晴らしい形で応えてくれたのではないでしょうか。

(辻監督)8月の中盤に追い上げられ、9月は苦しい戦いが続く中、これだけの連勝をする力を選手たちが持っている。この経験がさらに強くなる源になっていくのではないかと信じています。

-天国の森コーチにも素晴らしいプレゼントとなりましたね。

(辻監督)特にピッチングスタッフは森コーチの遺志というのが非常に大きくて。昨年、Aクラスに入りはしましたけど、日本シリーズには行けなかったので。今年にかける気持ちはピッチャーももちろんですが、監督、コーチも球団としても大きく、40周年ということで何としてでも勝つんだと思いながら戦ってきました。

-10年間、待ちに待ったライオンズファンにメッセージをお願いいたします。

(辻監督)選手たちの頑張りと、全国の埼玉西武ライオンズファンの熱い声援とパワーをいただき、今日ここに優勝することができました。本当にありがとうございました。

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