語り掛けるようなトークで624人のファンを魅了
福岡ソフトバンクの王貞治会長とOBの小久保裕紀氏が30日、ヤフオクドームに隣接するホテルでトークショーを行った。
球団創設80周年を迎えた今年、福岡ソフトバンクは開幕からゲストOBを招いて「レジェンドデー」を開催してきた。今回のトークショーは、その80周年イベントの締めくくりともいえる豪華な内容だった。
ステージに2人が姿を現すと、詰めかけたファンからは割れんばかりの拍手。福岡ダイエー時代から試合実況をしてきた元TVQ(現:フリー)の川上アナウンサーが進行役を務め、話題は主に九州移転後初優勝を達成した1999年のこと。打てなくてもずっと4番を任された小久保氏の苦悩や、4番で使い続けた王会長の思いなどが明かされた。
客席は当時を知る往年のファンを中心に、624名の熱心なホークスファンが集結し、王会長も小久保氏も常に客席に向かって語り掛けるようにトークを展開。ファンを何よりも大事にする2人の姿勢が何年たっても変わらないということを、改めて確認できたトークショーだった。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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