福浦選手の33年ぶりの大偉業。しかし試合は土壇場で獅子の主砲が大逆転アーチ

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2018.9.22(土) 18:01

千葉ロッテマリーンズ・福浦和也選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・福浦和也選手(C)PLM

9月22日、ZOZOマリンスタジアムで行われている千葉ロッテと埼玉西武の一戦。千葉ロッテ一筋25年の福浦選手が通算2000安打の大偉業を成し遂げた。

試合は初回からいきなり動く。1回裏、1番・平沢選手と3番・中村選手の安打などで1死1,3塁とし、4番・井上選手の内野ゴロの間に千葉ロッテが幸先良く1点を先制。しかし、直後の2回表に埼玉西武は8番・木村選手が左方向へ適時打を放ち、すぐさま1対1と試合を振り出しに戻した。

3回以降はスコアボードに0が並ぶ。3回裏、千葉ロッテは二塁打と四球で2死1,2塁とするが、埼玉西武先発の今井投手を打ち崩せず無得点。対する埼玉西武は5回表、1死満塁と勝ち越しの好機を作るが、千葉ロッテ先発・二木投手に打ち取られ、この好機を生かせない。

再び試合が動いたのは6回表。この回先頭の山川選手が安打を放つと、続く栗山選手も安打で続き、無死1,3塁とする。この好機に6番・中村選手が低めのフォークを打ち返す勝ち越し適時打。スコアを2対1とした。しかし直後の6回裏、千葉ロッテは2四球で2死1,2塁とすると、8番・加藤選手が同点適時打を放ち、すぐさま2対2の同点とした。

そしてついに待ちに待った瞬間が訪れた。8回裏、この回先頭の福浦選手が二塁打を放ち、通算2000安打を記録。球団生え抜き選手では1985年の有藤道世氏以来、33年ぶりとなる大偉業で好機を生み出す。

福浦選手の一打に、ガラっと雰囲気が変わり、鈴木選手の犠打が敵失を誘い、代走・細谷選手が生還。大ベテランの一打をきっかけに勝ち越しに成功した。

逃げ切りを図りたい9回表は4番手・松永投手が登板し、ピンチの場面で内投手にスイッチ。しかし4番・山川選手に第43号3ランが飛び出し、埼玉西武が逆転に成功。そのまま逃げ切った。

千葉ロッテは福浦選手の大偉業達成に花を添えられず。対する埼玉西武は土壇場で逆転し、8連勝、千葉ロッテが8連敗となった。

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