エンゼルスがゲームノートで特筆、7戦連続安打の間の打率は驚異の.440
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)の敵地ホワイトソックス戦に「4番・DH」でスタメン出場し、8回に右前への当たりを二塁打とする快足ぶりを披露した。エンゼルスは1-0で勝利し、4連勝。大谷は3打数1安打1四球で7試合連続安打としたが、その間の打率は.440。最近16試合でも驚異的な打撃成績をマークしていると球団側も試合後のゲームノートで特筆している。
スピードで二塁ベースをもぎ取った。8回1死走者なしで迎えた第4打席。2ストライクから4番手右腕ミナヤのチェンジアップをライトへ運ぶと、大谷はグングンと加速した。シングルヒットかと思われたが、快足を飛ばして二塁打に。続くアップトンの打席で三盗も、ホワイトソックスのチャレンジで判定が覆ってアウト。三振ゲッツーでチェンジとなり、得点にはつながらなかったが、“快足”二塁打で見せ場を作った。
新たな右肘靭帯損傷が見つかり、医師からは靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を勧められていることが5日(同6日)にエンゼルスから発表されたばかり。しかし、「打者・大谷」は圧巻の活躍を続けている。
試合後に球団が配布するポストゲームノートでは、大谷の最近の活躍ぶりを特筆。この日で7試合連続安打となったが、その間は25打数11安打の打率.440であると紹介。さらに、最近16試合で見ると、42打数18安打の打率.429、18打点、7本塁打、1三塁打、3二塁打をマークしていると伝えている。
今季打率は.291と3割到達が見えており、OPS(出塁率+長打率)は.966とさらに上昇した。対左腕成績もまだまだ悪いとはいえ、打率.205と2割を超え、9月に入ってから2本塁打をマーク。確実に“課題”を克服しつつある。
打席に立てば立つほど、凄みを増す「打者・大谷」。1年目にして、その存在感は際立っている。
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