4月16日(水)、ZOZOマリンスタジアムにて「STAR WARS NIGHT」が開催。大人気映画シリーズ『スター・ウォーズ』の厳かな雰囲気に包まれた球場には、映画に登場するキャラクターのグッズを身に着けた大勢のファンが詰めかけた。

18日(金)からの3日間、幕張メッセにて行われる「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」に先駆けて実施されたこのイベント。試合前には、銀河の正義の守護者「ジェダイ」のローブを纏った藤原恭大選手、岡大海選手、小島和哉投手の3名が、帝国軍の「ダース・ベイダー」「ストームトルーパー」と記念撮影。

球場外周では、球団公式マスコット・マーくんとチアパフォーマー「M☆Splash!!」もこの日限定の衣装を着てグリーティングを行った。


世界中から集まったスター・ウォーズのコスチュームグループもイベントに駆けつけ、球場外周や入場ゲートで両チームのファンをお出迎え。

スタメン発表後には、センターゲートからぞろぞろとグラウンドへ入り、場内を盛り上げたコスチュームグループのみなさん。ジェダイになりきって先頭を歩いたのは、なんとスター・ウォーズの大ファンだという俳優・速水もこみちさん! 速水さんによるファーストピッチセレモニーでは、打席にライトセーバーを持ったソト選手が立ち、捕手を小島投手が務めた。


音楽やビジョンの演出もスター・ウォーズ仕様となり高揚感が増すなか、ついに試合が始まった。試合中やイニング間も、スター・ウォーズファンにはたまらない凝った仕掛けがたくさん。


「フォースの力で勝利をつかめ」を合言葉に戦う千葉ロッテの先発は3年目の田中晴也投手。初回を無失点に抑えると、2回からの3イニングはいずれも3者凡退に。5回表には2死満塁のピンチを招いたものの、空振り三振で切り抜けた。
0対0のまま5回裏を終えると、イニング間には打ち上げ花火が。『帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)』が流れているときは、ダース・ベイダーの赤いライトセーバーをイメージした赤色の花火が上がるなど、スター・ウォーズの有名テーマ曲と連動した花火が夜空を彩った。

そして、均衡が破れたのは6回裏。1死1、2塁から山本大斗選手が初球を左翼席上段へ! さらに、8回裏にも中村奨吾選手の一発が生まれ、4対0で千葉ロッテが見事勝利を収めた。投げては田中晴投手が自己最長の7回を2安打8奪三振無失点に抑え、打っては山本選手がプロ初本塁打と、若手選手が大活躍。「フォースの力」も選手を後押ししたのかもしれない。

満員御礼の大盛況で幕を閉じた「STAR WARS NIGHT」だが、世界最大級の祭典はいよいよ今週末だ。幕張の「スター・ウォーズ熱」はまだまだ続く。
取材・文 高橋優奈
撮影 菊地綾子