「ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会」のスペシャルナビゲーター就任
埼玉西武は26日、9月9日に行われる千葉ロッテ戦で、“地上最強の地下アイドル"「仮面女子」のメンバーであり、大のライオンズファンでもある猪狩ともかさんが始球式を行うことを発表した。
8月14日にメットライフドームでの福岡ソフトバンク戦に来場した猪狩は、サプライズで炭谷銀仁朗捕手と対面。その際、炭谷から始球式を提案され、これを快諾。約1年ぶりの始球式が実現する運びとなった。
「去年はワンバウンドで悔しい思いをしたので、『次はノーバウンドで投げたい!』と思っていました」という猪狩だが、突然の事故で車椅子生活に。それでも「“ノーバウンドで投げたい!"という想いは変わらず、『車椅子でノーバウンド始球式をしたい!』と思うようになりました」と、再びメットライフドームのマウンドから投げることを夢見ていたという。
そんな中で受けた炭谷からの打診に大喜び。「メットライフドームで始球式を!という夢が叶った1年後に、また始球式をさせていただけるなんて本当に嘘みたいです!公言していたものの、今シーズン中にお話を頂けるなんて夢にも思っていなかったので本当に驚きました。ノーバウンド投球を実現させるために、現在猛特訓中です!車椅子の無限の可能性を感じて頂けたら嬉しく思います。当日は精一杯頑張ります!!」と強い想いを胸に、再び始球式へ臨むことを誓った。
炭谷は「猪狩さんには再び始球式を投げてほしいとの想いで提案させていただきましたが、猪狩さんが『車椅子でノーバウンド投球で球場を沸かせたい!』と答えて下さり、僕もとても嬉しかったです』とその想いを語り、「渾身の1球を選手一同で応援します」と全面バックアップを約束。さらに、「猪狩さんの熱いライオンズ愛を受けて、僕たちも10年ぶりの優勝目指して頑張ります!」と優勝への決意を語った。
また猪狩さんは、2013年より「車椅子ソフトボール」を支援している埼玉西武が、2015年から競技発展、普及活動などを目的として主催している「ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会」のスペシャルナビゲーターに就任することも決定。9月2日に開催される同大会決勝戦の前に行われるセレモニーに登場する予定だ。
ライオンズの大ファンで「メットライフドームで始球式を行う」という自身の夢を叶えた昨年9月8日以来、約1年ぶりに同じマウンドに戻ってくる猪狩。数々の困難を乗り越えてさらに成長した猪狩さんが投じる「渾身の1球」と、その熱い想いを受け、優勝へ向けて突き進みたい。
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