8月26日、札幌ドームで行われる北海道日本ハムと東北楽天の3連戦最終戦。初戦は先発・堀投手の好投で北海道日本ハムがものにし、続く2戦目は4時間半を超える熱戦の末に引き分けに終わった。東北楽天が3連戦を五分で終えるか、北海道日本ハムが7カードぶりの勝ち越しを決めるか。この一戦の見どころを確認していく。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→8勝8敗1分、東北楽天→8勝8敗1分
【北海道日本ハム】マルティネス投手 19試合、8勝8敗 123回、66奪三振、54失点 防御率3.59
【東北楽天】塩見投手 10試合、2勝2敗 63.1回、52奪三振、26失点 防御率3.27
北海道日本ハムの先発はマルティネス投手。前回登板の埼玉西武戦は、リードした7回にピンチを招いて降板、救援投手が満塁弾を浴びて逆転を許し、すんでのところで白星を逃した。今季は東北楽天を相手に2試合に登板し、0勝1敗、防御率9.58と苦手にしている右腕だが、連勝を狙うチームを勝利に導きたい。
7月8日に受けた死球による骨折で長期離脱を強いられた北海道日本ハム・大田選手は、25日の試合で一軍復帰を果たした。代打で打席に立った1打席目こそ三振に倒れたものの、2打席目は自慢の快足を飛ばし、ヘッドスライディングによる内野安打で復帰を飾った。8月に入り苦しむチームが待ち望んだ帰還が、チームに上昇気流をもたらすはずだ。
対する東北楽天・塩見投手は、7月20日の埼玉西武戦以来白星から遠ざかっている。札幌ドームでは今季1試合のみの登板ながら、4回5失点という結果で敗戦投手になっている。ここ数年、札幌ドームでは白星がなく、鬼門となっている塩見投手。ジンクスを跳ね返し、勝利に導く投球を見せたいところだ。
打線の注目は、チームをけん引する1番・田中選手だ。25日の試合も2安打1得点、1盗塁と役割を果たしてチームに貢献した。現在6試合連続安打中と再び調子を上げているリードオフマンは、右投手に対して打率3割超えと相性の良さを見せており、この試合でも攻守にわたる活躍を見せたい。
記事提供: