5時間に迫る熱戦は最後まで手に汗握る展開となるも両者譲らず

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2018.8.25(土) 19:54

北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手(C)PLM

8月25日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の3連戦初戦は、終盤まで2対2のまま試合が進行するも、ともに一発で1点ずつを奪い延長戦に突入する展開となった。

北海道日本ハム・上沢投手、東北楽天・岸投手という両先発で始まったこの日の試合。序盤から試合が動き、対照的な立ち上がりとなる。まずは上沢投手が初回、2回をそれぞれ3人ずつで終えて流れを呼び込むと、打線は初回に2番・西川選手の四球と盗塁で好機を生み、3番・近藤選手が高めの直球を強引に中前に運んで先制。続く2回には先頭の6番・清宮選手が安打で出塁すると、1死から8番・清水選手に適時二塁打が飛び出して2点目を奪取。3回無失点、3回2失点という内容でまずは両先発が序盤の投球を終える。

ここまで好投を続けていた上沢投手が4回に突如崩れる。先頭の田中選手が安打で出塁し、4番・枡田選手の適時二塁打でまず1点。続く銀次選手も適時二塁打で続いて合計2得点。東北楽天が中盤に追い上げ、試合を振り出しに戻す。

5回以降は好守にも助けられながら両先発がスコアボードに0を刻み続ける。そして平石監督代行が6回から登板した松井投手を7回2死で交代させ、8回裏のマウンドにもイニングまたぎとなった宋家豪が上がる。ここで先頭の清宮選手が2球目の変化球を振り抜き、広い札幌ドームの右翼席に突き刺す4号ソロ。黄金新人の目が覚めるような一発で北海道日本ハムがリードを奪う。

しかし東北楽天打線もすぐさま反撃を開始。最終回のマウンドには北海道日本ハム・浦野投手が上がるが、先頭の島内選手が高めの直球をはじき返し、右翼席に飛び込む7号ソロに。主軸の起死回生の一発で3対3の同点に追い付き、試合は延長戦へ突入する。

10回、11回とそれぞれ好機を作るも決定打を欠いて無得点。12回表を北海道日本ハムが無失点に仕留めて負けがなくなると、その裏の攻撃で2死から連打を放ち、2死1,3塁に。しかし、ここも決め手を欠いて試合終了。北海道日本ハムと東北楽天による今カードの2戦目は引き分けに終わった。

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