【試合戦評】今日が誕生日のマレーロ選手が3安打3打点の活躍。オリックスが逆転勝利で3連勝

パ・リーグ インサイト

2017.7.2(日) 00:00

昨夜の試合では先発・松葉投手の快投と打線が噛み合い勝利したオリックス。今日先発のディクソン投手は昨年から埼玉西武戦6連勝中と相性抜群の成績を残している。2試合連続2桁安打中の打線の奮起でチームに勢いをつけ連勝を伸ばしたい。対する埼玉西武は現在4連敗中と苦しい状況。今日先発のウルフ投手はここ2試合勝敗はついていないものの、今季6勝を挙げている。チームの悪い流れを変える投球に期待がかかる。

試合は初回から動く。1回裏、2番・源田選手が四球を選び出塁すると、続く3番・浅村選手が敵失を誘って進塁し1死1,2塁。この好機に4番・中村選手が適時打を放ち先制に成功する。なおも2死2塁で5番・栗山選手が適時二塁打を放ち、史上69人目の通算300二塁打となる一打で加点。埼玉西武が幸先良く2点を先制する。

リードを許したオリックスは直後の2回表。先頭のロメロ選手がバックスクリーンへ14号ソロを放ち1対2とする。さらにオリックスは4回表に先頭のT-岡田選手が四球を選び出塁すると、続く6番・中島選手が安打でつなぎ無死1,2塁の好機を作る。ここで今日誕生日のマレーロ選手が適時打を放ち1点を追加。2対2の同点とし試合を振り出しに戻す。

同点に追い付かれた埼玉西武は直後の4回裏、1死から5番・栗山選手が安打を放つと、続く6番・メヒア選手も安打でつなぎ1死1,2塁と好機を作る。7番・外崎選手は三振に倒れ2死1,2塁。ここで8番・炭谷選手が適時打を放ち1点を追加。3対2と勝ち越しに成功する。

勝ち越しを許したオリックスは直後の5回表にすぐさま反撃。先頭の小島選手が敵失で出塁すると、続く2番・駿太選手が犠打を決め1死2塁。3番・小谷野選手は三振に倒れ2死2塁となり、4番・ロメロ選手の適時打で同点に。続く5番・T-岡田選手の安打、6番・中島選手の四球でなおも2死満塁の絶好機とし、7番・マレーロ選手が左方向へ適時打を放ち2点の勝ち越しに成功。オリックスが5対3とこの日初めてリードを奪う。

リードを奪ったオリックスは中継ぎ陣が走者を置きながらも踏ん張り、埼玉西武打線に隙を与えない。この好投に応え8回表に1点の援護が入ると、8回は黒木投手、9回は守護神・平野投手が3人で抑え、6対3でオリックスが勝利した。

オリックスは今カード3連勝。打線は3試合連続の2桁安打でリードされてもすぐに追い付く粘りをみせ、見事な逆転劇で試合を制した。対する埼玉西武は先制するもリードを守りきれず5連敗。先発・ウルフ投手はチームの苦しい流れを止めることができなかった。気持ちを切り替え明日からの北海道日本ハム戦に挑み、悪い流れを断ち切りたい。

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