【試合戦評】松葉投手が7回2失点で今季3勝目。投打が噛み合いオリックスが今カード勝ち越しを決める

パ・リーグ インサイト

2017.7.1(土) 00:00

昨夜の試合では先発の山岡投手の好投とマレーロ選手の2本塁打で、埼玉西武に完封勝利を収めたオリックス。連敗を止め、月間の勝ち越しを決めた。今日は、前回登板で7回1失点の好投を見せた松葉投手が、今カード勝ち越しを懸けて先発マウンドに上がる。対する埼玉西武の先発は、自身4連勝中と波に乗っている十亀投手。チームに流れを呼ぶ投球で、7月初戦を白星で飾りたい。

初回、十亀投手は3番・小島選手に安打を許すものの、4番・ロメロ選手を打ち取り、無失点に抑える。対する松葉投手は3者凡退に抑え、両投手とも上々の立ち上がりを見せた。

試合が動いたのは2回表。先頭のT-岡田選手が安打を放ち、6番・中島選手が死球を受ける。続くマレーロ選手が安打でつないで無死満塁の絶好機を作ると、ここで8番・大城選手が、甘く入った変化球を右翼線ぎりぎりに落とす先制適時打。続く若月選手も犠打を決め、なおも1死2,3塁の場面、1番・駿太選手がど真ん中の直球を捉えてさらに2点。好機を生かしたオリックスが、早くも4点の先制に成功した。

何とか反撃したい埼玉西武は、3回裏、先頭の外崎選手が中安打で出塁する。1死から1番・源田選手の内野ゴロの間に進塁して、2死2塁。ここで久しぶりにスタメン起用された2番・水口選手が、松葉投手の高めの直球を逆方向にはじき返す適時二塁打。埼玉西武がすぐさま1点を返して、スコアを1対4とした。

試合中盤は、互いに得点を許さない展開に。十亀投手は毎回安打を許すも、後続を打ち取り追加点を与えない。対する松葉投手は打たせて取る投球で、埼玉西武打線を6回まで4安打に抑える。

再び試合が動いたのは7回裏。1死から、ここまで2三振と松葉投手に抑えられていた5番・中村選手が、左方向に大きく弧を描く15号ソロ。主砲の一振りでスコアを2対4とし、試合終盤で埼玉西武が2点差に迫った。

しかし、埼玉西武の反撃もここまで。8回裏は黒木投手、9回裏は守護神・平野投手が無失点に抑えて、試合は4対2でオリックスが勝利。先発の松葉投手は、7回を投げて被安打5、奪三振4、与四球0、失点2という快投で、今季3勝目を挙げた。打っては大城選手、ロメロ選手が猛打賞を記録し、計11安打の猛攻。投打が噛み合い、今カード勝ち越しを決めた。

敗れた埼玉西武は反撃したものの、序盤の失点が響く結果となってしまった。明日の先発は6勝1敗と好調のウルフ投手。雨天中止を挟んで4連敗を喫しているチームの悪い流れを断ち切る投球に期待したい。

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