昨年4月にトミー・ジョン手術を受けて長期離脱
福岡ソフトバンクのロベルト・スアレス投手が7日、今季初めて出場選手登録された。1年4か月ぶりの1軍復帰に「直接会って、挨拶ができてうれしい」と笑顔を見せた。
1年目の2016年にはセットアッパーとして活躍。58試合に投げ、2勝6敗1セーブ26ホールドと大車輪の働きで貢献した。だが、昨年に開催された第4回WBCにベネズエラ代表として出場。3月12日メキシコ戦で登板した際、右腕を負傷して降板し、4月11日に右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けていた。
手術後の長いリハビリを経て、ようやくたどり着いた1軍復帰。「長かった。精神的に強くならないといけなかった。体力的にも向上して戻ってこられたと思う」と話す。右肘の状態を聞かれると「ダイジョウブ」と、日本語で満面の笑みを浮かべた。
守護神サファテ、セットアッパーの岩嵜が不在のブルペンは、加治屋蓮や森唯斗、嘉弥真新也らが奮闘しているが、台所事情は苦しい。チームは借金生活に突入するなど、2年前と状況は大きく変わっている。「状況は分かっている」という27歳右腕は「やることは変わらない。監督に求められるタイミングで全力を尽くしたい」と、チーム浮上のために献身することを誓った。
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