8月7日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の第14回戦、北海道日本ハムが東北楽天の守護神から土壇場で1点を奪って延長戦に持ち込むも、2対2の引き分けで終えた。
北海道日本ハム・有原投手、東北楽天・則本投手の投げ合いで始まった試合は、両投手が持ち味を発揮する。有原投手は4回まで無安打投球、則本投手は3回裏に2安打を許すが、5回で7つの三振を奪う好投を見せる。
6回表を終えて0対0。中盤も互いの意地がぶつかる投手戦に。しかし、スコアレスのまま迎えた6回裏、北海道日本ハム・近藤選手が則本投手の直球を捉え、9号ソロを放つ。中軸の一発でついに均衡が破られた。ところが、東北楽天は直後の7回表、先頭の島内選手の二塁打などで得点圏に走者を置き、6番・ウィーラー選手がフェンス直撃の適時二塁打を放つ。すぐさま同点に追い付き、試合は同点のまま終盤へ。
8回は両チーム無得点で終わり、9回へ。東北楽天は2死から銀次選手とウィーラー選手の連打で1,3塁とすると、北海道日本ハム・浦野投手の暴投の間に三走が勝ち越しのホームイン。東北楽天が2対1とリードを奪う。
そのまま逃げ切りを図りたい東北楽天が9回裏にハーマン投手を送り込むが、北海道日本ハムが反撃を見せる。先頭の田中賢選手が四球、続く石川亮選手の犠打、さらにハーマン投手の暴投で2死3塁と好機を作ると、中島卓選手が同点の適時打。ハーマン投手が23試合ぶりに失点し、北海道日本ハムが延長戦に持ち込んだ。
延長戦は両軍の救援投手が好投を見せる。北海道日本ハムは宮西投手、トンキン投手、井口投手の無失点リレーで切り抜けると、東北楽天は松井投手が2イニングスを無安打に抑える完璧な投球。12回裏は宋家豪投手がピンチを招きながらも無失点に仕留めて決着つかず。12回に及ぶ攻防の末に引き分けとなった。
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