8月13日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第16回戦は、3対0で東北楽天が勝利した。

　東北楽天の先発・早川隆久投手は、2回裏、3回裏と相手打線を3者凡退に抑える好投を披露すると、5回裏から6回裏にかけては4者連続三振を記録。以降は、走者を許しながらも併殺で切り抜けるなど、二塁を踏ませない投球でオリックス打線につけ入る隙を与えない。

　打線は3回表、1死から小深田大翔選手が安打で出塁すると、盗塁で好機を演出。続く村林一輝選手が適時打を放ち、先制に成功する。1点リードの7回表には、四死球で1死1、2塁とし、村林選手の2点適時三塁打で追加点を挙げた。

　早川投手は中盤以降も球威が衰えず、3点リードの7回裏、8回裏はそれぞれ四球で走者を出すも、後続を併殺打に打ち取る。最終9回裏もマウンドに上がると、3者凡退で試合を締めた。

　勝利した東北楽天は、早川投手が9回121球2安打2四球9奪三振無失点で今季初の完封勝利。投打がかみ合い、連敗を「2」で止めた。一方敗れたオリックスは、先発・曽谷龍平投手が6回100球6安打1四球6奪三振1失点の粘投も、援護に恵まれず。打線は早川投手の前に、散発2安打、3併殺打に倒れるなどつながりを欠いた。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ００１０００２００ ３
オ ０００００００００ ０

楽 ○早川隆久
ホ ●曽谷龍平-井口和朋-吉田輝星-本田仁海

文・丹羽里歩子

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