6月29日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第11回戦は、4対2で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武は3回表、古賀悠斗選手の安打、松原聖弥選手の四球などで2死1、3塁の好機をつくると、敵失策の間に1点を先制。なおも2死1、3塁から岸潤一郎選手が適時打を放ち、この回2点を挙げた。さらに4回表には、古賀選手の適時打で1点を追加すると、7回表には、源田壮亮選手に1号ソロが飛び出し、一時リードを4点に広げる。

　先発の隅田知一郎投手は初回、7球で3者凡退に抑える立ち上がり。以降は走者を背負う場面がありながらも、安定した投球を続け、7回まで相手打線を3安打に抑える。8回裏に小郷裕哉選手に5号2ランを被弾するが、続く2死1塁のピンチは切り抜け、8回106球6安打1死球8奪三振2失点でマウンドを降りた。

　2点リードで迎えた最終9回裏は、アブレイユ投手が無失点で締め、4対2で試合終了。勝利した埼玉西武は、隅田投手が今季6勝目を挙げている。また、古賀選手が3安打1打点、岸選手が2安打1打点をマークし、引き分けを挟んでの連勝を「3」に伸ばした。

　一方敗れた東北楽天は、瀧中瞭太投手が7回107球8安打2四球3奪三振4失点（自責点3）。打線は終盤に2点差まで詰め寄るも、反撃及ばず4連敗を喫した。なお、小郷選手が本塁打を含む2安打2打点を記録している。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ００２１００１００ ４
楽 ０００００００２０ ２

西 ○隅田知一郎-Sアブレイユ
楽 ●瀧中瞭太‐弓削隼人-渡辺翔太

文・西嶋葵

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