4月23日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と北海道日本ハムの第3回戦は、4対3で北海道日本ハムが延長戦を制した。

　北海道日本ハム先発の山崎福也投手は、初回から3イニング連続で3者凡退に抑える立ち上がり。4回裏に浅村栄斗選手の犠飛で1点、6回裏にゴロの間に1点を失ったが、それ以上の得点は許さず、6回71球3安打無四死球4奪三振2失点でマウンドを降りた。

　打線は4回表、万波中正選手が四球と盗塁で得点圏へ進むと、マルティネス選手の安打に敵失が絡み、1点を先制。その後同点で迎えた6回表、清宮幸太郎選手の犠飛、石井一成選手の適時打で2点を勝ち越した。

　しかし1点リードの8回裏、7回から登板した金村尚真投手が茂木栄五郎選手に本塁打を浴び、試合は振り出しに。9回裏は河野竜生投手が3者凡退に仕留め、試合は延長戦へ突入する。

　10回裏は北浦竜次投手、11回裏は田中正義投手が無失点でつなぐと、12回表に田宮裕涼選手の二塁打、松本剛選手の犠打、万波選手の四球で1死1、3塁の好機を演出。マルティネス選手は三振に倒れたが、2死から上川畑大悟選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。

　12回裏は杉浦稔大投手が3者凡退に仕留め、4対3で試合終了。マルティネス選手、レイエス選手は2安打、田中正投手は今季初勝利、杉浦投手は今季初セーブをマークした。

　一方敗れた東北楽天は、先発のポンセ投手が6回102球7安打2四球6奪三振3失点（自責点2）の内容。打線は茂木選手の一発などで計3得点を挙げたが、西垣雅矢投手が1回25球2安打1四球2奪三振1失点と粘りきれなかった。

　 １２３４５６７８９101112 計
日 ０００１０２０００００１ ４
楽 ０００１０１０１００００ ３

日 山崎福也‐金村尚真‐河野竜生‐北浦竜次‐○田中正義‐S杉浦稔大
楽 ポンセ‐渡辺翔太‐藤平尚真‐則本昂大‐宋家豪‐酒居知史‐●西垣雅矢

文・薗田陽和

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