3月30日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第2回戦は、8対2で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武は初回、1番・金子侑司選手、2番・コルデロ選手の連打で1点を先制する。1点ビハインドで迎えた3回表は、1死1、3塁から外崎修汰選手、アギラー選手の連続適時打で3点を加え勝ち越すと、4回表には古賀悠斗選手の1号ソロで5対2とした。

　先発の隅田知一郎投手は初回、2安打と四球で2死満塁のピンチを招くも、後続を三振に抑えて切り抜ける。2回裏に無死3塁から太田光選手、2死3塁から阿部寿樹選手の適時打で2点を失ったが、以降は落ち着きを取り戻し、5回まで得点を許さない。

　6回裏に味方の失策と四球で1死1、2塁とされ、続く打者を三振に打ち取ったところで投手交代。5.2回96球6安打3四球6奪三振2失点の内容でマウンドを降りた。後を受けた佐藤隼輔投手は、無失点で切り抜ける。

　7回以降は本田圭佑投手、甲斐野央投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えると、打線は8回表にアギラー選手のこの日2本目となる適時打で1点、9回表には源田壮亮選手の適時打二塁打と暴投の間に2点を加え、点差を6点に広げた。9回裏は豆田泰志投手が締め、8対2で試合終了。

　連勝した埼玉西武は、古賀選手が本塁打を含む3安打、アギラー選手が2安打3打点マークしている。敗れた東北楽天は、先発・荘司康誠投手が4回82球7安打1四球4奪三振5失点と試合をつくれず、リリーフ陣も3失点。打線は8安打も2得点に終わった。

　 １２３４５６７８９ 計
西 １０３１０００１２ ８
楽 ０２０００００００ ２

西 ○隅田知一郎-佐藤隼輔-本田圭佑-甲斐野央-豆田泰志
楽 ●荘司康誠-松田啄磨-藤平尚真-西垣雅矢-鈴木翔天

文・井口縁

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