タイプの異なるベテランが勝負のカギを握る。技巧派左腕の投げ合いにも注目

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2018.7.22(日) 09:32

埼玉西武ライオンズ・榎田大樹投手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・榎田大樹投手(C)PLM

7月22日、メットライフドームで行われる埼玉西武と東北楽天の3連戦最終戦。21日の試合は逆転に次ぐ逆転の試合展開を東北楽天がモノにした。3連敗は避けたい首位・埼玉西武と、3連勝で上位追走を伺う東北楽天。お互いに譲れない第3戦の見どころを紹介していこう。

【今季対戦成績】
埼玉西武→11勝5敗、東北楽天→5勝11敗

【埼玉西武】榎田投手 12試合、7勝2敗 65.1回、52奪三振、25失点 防御率3.03
【東北楽天】辛島投手 13試合、3勝7敗 66.2回、55奪三振、30失点 防御率3.78

埼玉西武の連敗ストップを託されたのは榎田投手だ。ここまで自己最多を大きく更新する7勝を挙げる左腕は、6月24日以降の全試合でチームを勝利に導いている。対戦相手の東北楽天に対しても、3試合に登板し防御率1.93と相性は抜群。「獅子風流」ユニホームでの初勝利に向けて、新たな風を吹かせ続ける左腕の投球に期待したい。

打線の注目は中村選手だ。21日の試合では6月27日以来となるおかわり弾を放つなど3打点を挙げた中村選手。7月は3割に迫る打率を残し、6本塁打といよいよ波に乗ってきた。ファームでの調整を経て、本来の姿を取り戻しつつあるベテランが下位から打線に火を付けていく。

楽天の先発・辛島投手は、交流戦以降白星に恵まれず。最後の勝利は5月25日の福岡ソフトバンク戦にまで遡る。6月22日に打球が左手に直撃するアクシデントがあるなどなかなか運が回ってこないが、今季初登板となる埼玉西武を相手に、久しぶりの勝利をつかみたい。

昨季まで埼玉西武に所属していた渡辺直選手は、かつての本拠地であるメットライフドームでの活躍が目立つ。9打数4安打と抜群の相性を誇り、20日の試合では適時三塁打、21日は代打で安打を放つなど、髄所に勝負強さを見せつけている。見せ場の守備でも好守を連発するベテランが、慣れ親しんだ球場でまたも輝きを放つかに注目だ。

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