3月9日、静岡草薙球場で行われた東北楽天と北海道日本ハムのオープン戦は、3対3の引き分けに終わった。

　東北楽天の先発・荘司康誠投手は初回、水野達稀選手の安打や味方の失策などで、2死1、3塁のピンチを招くと、自らのファンブルで先制点を献上。なおも2死満塁の場面で、野村佑希選手に適時打を許し、1回2安打1死球2失点でマウンドを降りた。

　2回表からマウンドに上がったドラフト5位ルーキー・松田啄磨投手は、2回表を3者凡退に打ち取ると、以降も安定した投球を披露し、3回51球1安打1四球1奪三振無失点の快投を披露。後を受けた櫻井周斗投手、清宮虎多朗投手、宋家豪投手もそれぞれ無失点でつなぎ、味方の反撃を待つ。

　なんとか追い付きたい打線は8回裏、渡邊佳明選手、田中和基選手の連打などで1死2、3塁の好機をつくり、黒川史陽選手の一ゴロの間に1点を挙げる。続く9回表に則本昂大投手が暴投の間に1点を失うも、最終9回裏、中島大輔選手、平良竜哉選手の連打でチャンスメイク。フランコ選手の犠飛で1点差に詰め寄ると、なおも1死1、3塁で渡邊佳選手の打球が相手のファンブルを誘い、同点に追い付く。しかし、あと一本が出ず、3対3で試合終了。

　北海道日本ハムは、先発・鈴木健矢投手が5回64球2安打3奪三振無失点の好投。2番手・宮西尚生投手、3番手・マーフィー投手はそれぞれ1イニングずつ登板し、無安打ピッチングを披露している。なお、打線では野村選手が2安打1打点をマークした。

　 １２３４５６７８９ 計
日 ２０００００００１ ３
楽 ０００００００１２ ３

日 鈴木健矢-宮西尚生-マーフィー-玉井大翔-石川直也
楽 荘司康誠-松田啄磨-櫻井周斗-清宮虎多朗-宋家豪-則本昂大

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