埼玉西武の本拠地・ベルーナドームエリアにある室内練習場にて、「プロスピ トレーニングセンター」命名イベントが行われた。
3月1日、株式会社西武ライオンズと株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は室内練習場のネーミングライツスポンサー契約を締結。トレーニングセンターと、コナミが提供する大人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」や「プロ野球スピリッツA(以下、プロスピ)」のサクセスモードは「選手の育成」という点で親和性があることから、今回の契約締結が実現したという。
イベントに登壇したコナミ執行役員の山本竜彦氏は「パワプロ30周年、プロスピ20周年という節目の年に、こういう取り組みができたことをうれしく思います」と喜びを語る。
西武ライオンズ代表取締役社長の奥村剛氏も「当球団の選手たちも、プロスピで遊んでいるという話をよく聞きますし、このネーミングはなじみ深いものだと思います。選手には『スピセン』で養った技術を存分に発揮してもらい、一軍に数多くの選手たちが輩出されること、ライオンズの勝利に貢献してくれることを願っています」と期待を寄せた。
甲斐野央と水上由伸が2イニング対決! 気になる勝負の行方は?
また、同イベントには甲斐野央投手と水上由伸投手が登場した。
プロスピの能力査定担当者とのトークセッションでは、2024シーズンに搭載される自身の球種ステータスを予想。実際の成績や投球内容が反映されることから、甲斐野投手は「(評価されるのが)うれしい反面、シーズン中もっと頑張りたいです」と話し、水上投手も「もっといい査定をしてもらえるように」と意気込んだ。
最後に2投手は、それぞれが考える“埼玉西武の開幕スタメン”でチームを編成し、プロスピで2イニング対決を行った。
「同じ兵庫県出身なので」と松本航投手を先発に抜てきした甲斐野投手だが、プロスピユーザーの水上投手に次々とヒットを許し、「ロジンをつけるエフェクトはないんですか?」と漏らす場面も。2回の攻防ではお互いを登板させ、「自分自身を打たなければならない」という複雑な状況が生まれた。
結局、2回表に一挙4得点を奪った水上投手が4対0で勝利。「今シーズンこそ優勝目指して、プロスピの能力を上げるためにも頑張ります」と開幕へ向け気合いを入れた。
取材・文 高橋優奈
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