11月19日（日）、ZOZOマリンスタジアムにてファン感謝デー「MARINES FAN FEST 2023」が開催された。同イベントのメインコンテンツは、選手が「TEAM WHITE」と「TEAM BLACK」に分かれ、さまざまな競技で対決する「マリーンズ白黒対決」。シーズン中にはなかなか見られない演技力、コンビ愛、ものまね、愛嬌…… 会場を大いに沸かせたイベントの様子をご紹介。

演技をしている選手は？

　最初のステージイベントは「演技力対決」。各チームそれぞれ4人のうち、1人だけ通常の5倍の重さのヒーローマーくんぬいぐるみを持っている選手や、すっぱいドリンクを飲んでいる選手を見破る対決が行われた。

　低周波の電流を受けながらサインを書いている選手を当てる「ビリビリサインを見破れ！　演技力対決」では、静かに歯を食いしばる演技、冷静にサインを書き進める演技をしたTEAM BLACKとは対照的に、TEAM WHITEは初めから大きなリアクションを見せる。特に大きくリアクションしたのは大下誠一郎選手、鈴木昭汰投手の2人だったが、実際に低周波が流れていたのは種市篤暉投手。サラサラと書き上げていただけに、筆者もまんまと騙されてしまった。

“完全試合バッテリー”は息ぴったり！

「アチアチカップル対決」にはTEAM WHITEから佐々木朗希投手＆松川虎生選手、茶谷健太選手＆友杉篤輝選手、TEAM BLACKから安田尚憲選手＆山口航輝選手、佐藤都志也選手＆和田康士朗選手が登場し、絆の強さで競い合った。

　カップル同士でクイズの回答を揃える「以心伝心！　カップルクイズ対決」、対戦相手の風船を先に割った方が勝利の「愛の人質！　レスキュー対決」で“コンビ愛”を見せた佐々木朗投手＆松川選手。別々の更衣室内にあるキャラクター衣装から一つ選んで着用し、ペアルックを狙う種目でも相性の良さを発揮する。それぞれポケットモンスターのピカチュウとサトシの衣装で登場した2人は、ハイタッチを交わして喜びを表現した。

　TEAM BLACKの2ペアは残念ながらペアルックならず、茶谷選手＆友杉選手ものび太とドラえもんで成立させたTEAM WHITEに軍配が上がった。

誇張ものまね続出。坂本光士郎＆西村天裕の対決は思わぬ展開に？

　昨年、「ものまね天下一武道会」として大好評だった企画が今年は「ものまね対決」に。1対1でお題の選手のものまねを披露し、より似ている方をファンの多数決で決める競技だ。

　お題「西村天裕」では、菊地吏玖投手が小道具としてアーチェリーの弓を手に取り、胸を開く投球ルーティーンをまねするなど誇張したものまねが続出し、会場の笑いを誘った。

　最後に登場した坂本光士郎投手と西村投手は、澤村拓一投手のものまねに挑戦。4月14日の試合で最終回のマウンドに上がった澤村投手が見せ、「サワムラーナ」とも呼ばれた腕組みポーズを取ると、互いににらみ合い、なんと一度も投球動作をしないまま対戦を終えた。

“可愛くてごめん”な「なりきりマスコット対決」

　そして、「なりきりマスコット対決」にはTEAM WHITEから小島和哉投手、澤田圭佑投手、友杉選手、石川慎吾選手、TEAM BLACKから荻野貴司選手、藤岡裕大選手、平沢大河選手、和田選手が参加した。

　動物のマスコットになりきり、かわいらしさをアピールした8選手。チーム全員で踊る「なりきりダンス対決」では課題曲「可愛くてごめん」に合わせ、キュートなダンスを披露した。

　後攻のTEAM BLACKは、和田選手をセンターにフォーメーションまでバッチリ。かわいさもクオリティも満点のパフォーマンスに、スタンドからは拍手が沸き起こり、荻野貴選手も「練習した成果が出ました！」と満足気だった。

　そのほか、ゴルフ対決や白黒野球対決で最後まで大盛り上がりだった「MARINES FAN FEST 2023」。パーソル パ・リーグTVのVOD配信でもう一度楽しんでほしい。

取材・文　高橋優奈

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