頓宮裕真が最終回に意地の一発も…… オリックスが連覇逃す

パ・リーグ インサイト

2023.11.5(日) 21:48

オリックス・バファローズ 頓宮裕真選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 頓宮裕真選手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月5日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと阪神の「SMBC日本シリーズ2023」第7戦は、1対7でオリックスが敗戦。シリーズ最終戦までもつれた対戦では阪神が38年ぶりの日本一をつかみ、オリックスの連覇とはならなかった。

 オリックスの先発・宮城大弥投手は初回、1死2塁といきなり得点圏に走者を背負う。三塁手・宗佑磨選手の好守にも助けられてこのピンチを切り抜けると、3回まで1安打4奪三振に抑える。しかし4回表、1死1、2塁からノイジー選手に2試合連発の先制3ランを被弾。5回表、2死1、3塁と再びピンチを招いたところで降板となった。

 2番手として比嘉幹貴投手がマウンドへ上がったが、阪神打線の勢いを止められず。クリーンナップに3連続適時打を許し、6点差に突き放される。反撃したい打線は直後の5回裏、野口智哉選手、福田周平選手の連打で1死1、2塁と好機をつくったものの、後続が倒れ無得点に終わった。

 6回以降は小木田敦也投手、宇田川優希投手、山崎颯一郎投手がそれぞれ1イニングずつを無失点投球。9回表には東晃平投手が登板したが、森下翔太選手の適時打で1失点を喫する。7点ビハインドで迎えた9回裏には、頓宮裕真選手がシリーズ3本目のソロ本塁打を放って意地を見せるも、1対7で試合終了。

 オリックスは、先発した宮城大弥投手が4.2回5安打5失点。先制3ランを浴びるなど試合をつくることができず、「大事なゲームで役割を果たせなかったことが、ただただ悔しい」と悔しさをにじませた。

  123456789 計
神 000330001 7
オ 000000001 1

神 青柳晃洋-島本浩也-○伊藤将司-桐敷拓馬-岩崎優
オ ●宮城大弥-比嘉幹貴-小木田敦也-宇田川優希-山崎颯一郎-東晃平

文・吉村穂乃香

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