千葉ロッテの投手、野手の同時受賞は1997年4月、河本&小坂以来21年ぶり
6月度の「日本生命月間MVP賞」が10日、発表され、千葉ロッテからマイク・ボルシンガー投手、角中勝也外野手が受賞した。
両選手は、最大借金「6」を背負ったチームの勝率5割突破に大きく貢献。千葉ロッテの投手、野手の同時受賞は1997年4月の河本育之投手、小坂誠内野手以来、21年ぶりで球団からの月間MVPは2016年6月の田村龍弘以来2年振りになる。
ボルシンガーは5試合で5勝0敗、完封を含む2完投で防御率は2.31と安定感抜群の投球を見せ、チームの貯金に貢献した。角中は3月のオープン戦で、第12胸椎圧迫骨折の重傷を負ったが、5月11日に復帰。6月は81打数32安打2本塁打16打点で打率.395と首位打者2回の実力を発揮した。
月間MVP受賞は初めてとなる角中は「12年目で初めてなので、素直に嬉しい」と笑顔を見せると、ボルシンガーも「名誉で光栄なこと。チームにとって、いい月になって喜ばしい」と喜びを語った。印象に残った試合を問われた助っ人右腕は「(6月16日の)巨人戦(1-0)完封と雨の試合(23日西武戦5回表終了降4-3の降雨コールド)」と振り返った。
今季、チームの救世主になりつつある右腕に角中は「マイクが投げると、テンポよく抑えてくれるので、こちら側のリズムもよくなって、結構点が入る。みんなが思っていること」と絶賛すると、ボルシンガーも「(角中は)走者がいる時に、屈指の勝負強いバッターで心強い」と讃え合っていた。
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