【試合戦評】源田選手の猛打賞、2打点の活躍で埼玉西武が単独3位に浮上

パ・リーグ インサイト

2017.5.14(日) 00:00

埼玉西武は昨日の勝利で勝率5割に復帰。オリックスに並んで、パ・リーグ同率3位となった。単独3位を目指したい今日の先発はウルフ投手。防御率は2.13でリーグ4位の成績を残しており、非常に安定した投球を見せている。一方のオリックスの先発はルーキーの山岡投手。これまで4試合に登板しているが、未だ勝ち星には恵まれていない。プロ初勝利を挙げることは出来るのか。

今カードで合計19得点を挙げている埼玉西武打線は、山岡投手の立ち上がりに襲い掛かる。初回、1死から源田選手が四球で出塁する。続く3番・浅村選手が二塁打を放ち1死2,3塁とチャンスを拡大すると、4番・中村選手が2点適時二塁打、5番・メヒア選手が適時打を放ち、3点を先制する。

しかし直後の裏の攻撃で、今季初出場となった2番の岩崎選手が安打で出塁し、盗塁を決める。2死3塁から相手のバッテリー間のミスで1点を奪い、オリックスが点差を縮めた。

初回以降は両チームとも無得点で迎えた5回表、1死から1番・秋山選手が安打で出塁する。盗塁と相手バッテリー間のミスもあり、1死3塁の場面を迎えると、今季得点圏打率が4割を超える源田選手がしっかりと走者を生還させる適時打を放ち、埼玉西武がリードを再び3点に広げる。

ウルフ投手は18個のアウトのうち12個がゴロアウトという、自身の投球スタイルを存分に発揮。6回を投げて91球、被安打6、失点1の内容で、中継ぎ陣にマウンドを託した。

9回表にも、源田選手のこの日2本目となる適時打と浅村選手の適時打で2点を奪った埼玉西武は、7回裏から牧田投手、シュリッター投手、そして増田投手へとつなぎ、無失点リレー。6対1で勝利を収めた。

埼玉西武はこのカード3連勝を飾り、単独3位に浮上。この打線の勢いのまま、来週の千葉ロッテ戦、さらには現在2位の福岡ソフトバンクとの直接対決へと臨めそうだ。オリックスは5月に入り、これで2勝10敗と調子を落としている。次は好調を維持している福岡ソフトバンクとの対戦となるが、そのカードに勝利し、勢いを盛り返したいところだ。

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