【試合戦評】打線が連日の2桁安打。大勝でカード勝ち越しを決めた埼玉西武が勝率5割復帰。

パ・リーグ インサイト

2017.5.13(土) 00:00

昨日の試合では浅村選手が7打点を挙げるなど、17安打11得点で大勝した埼玉西武。今日勝てば勝率5割復帰となる。先発は今季初登板の佐野投手。チームの勢いに乗り首脳陣の期待に応える投球を見せたい。対するオリックスは先発の西投手が踏ん張れず、打線も今季3度目の零封負けを喫し貯金1となってしまった。今日は何としても先発・コーク投手の投球で勝利をつかみ、この悪い流れを変えたいところ。

初回、埼玉西武の先発・佐野投手は先頭・川端選手に安打を許すも、後続を打ち取り無失点に抑える。その直後の2回表、先頭・メヒア選手が「チームに先制点となるホームランが打てて良かった」と語る左翼席の最上階まで運ぶ6号ソロを放ち埼玉西武が先制する。

続く3回表、埼玉西武は先頭・秋山選手が四球を選んで出塁すると、2番・源田選手の犠打とコーク投手の悪送球で2,3塁の好機を生む。この場面でオリックスは山崎福投手を投入し、3番・浅村選手、4番・中村選手は倒れるも、5番・メヒア選手が四球を選んで2死満塁。続く6番・渡辺も押し出しとなる四球を選び2対0。4回には9番・木村文選手の今季第1号ソロで1点を追加し3対0とリードを広げる。

失点した直後の4回裏にオリックスが反撃を見せる。先頭・武田選手が安打で出塁すると、続く4番・小谷野選手が四球を選び無死1,2塁。この好機に5番・中島選手が適時打を放ち、オリックスが1点を返す。

5回はともに無得点に終わるも、中盤以降に再び試合が活発に動く。まずは6回表、1死から9番・木村文選手が二塁打を放つと、2死2塁の好機に2番・源田選手が適時打を放ち4対1。3番・浅村選手も適時二塁打でこの回2点を追加。5対1とオリックスを突き放す。

6回裏、埼玉西武は1点を献上するも、直後の7回表に2死1,2塁から9番・木村文選手が「得点圏だったので、どんな形でもかえそうと打席に入りました」という適時二塁打。7対2と再びオリックスを突き放し、8回表にも1点を加えて勝負あり。埼玉西武が連勝でカード勝ち越しを決めた。

埼玉西武は今季初登板となった佐野投手が初勝利。打線は昨日に続く13安打8得点と好調を維持し5割復帰を果たした。対するオリックスは11安打を放つも2得点と精彩を欠き、5連敗。悪い流れを止めることはできなかった。勝率5割同士で迎える明日は、勝った方が貯金生活、負けた方が借金生活に突入という重要な一戦を迎えることになる。

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