9月14日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第19回戦は、2対0でオリックスが勝利。延長戦を制し、優勝マジックを「7」とした。
オリックスの先発は、田嶋大樹投手。初回をわずか8球で片付けると、5回1死から内野安打を浴びるまで、相手打線を無安打に封じる快投を披露した。対する東北楽天の先発・藤平尚真投手も7回無失点と好投し、投手戦が展開される。
7回無失点で降板となった田嶋投手に代わり、8回裏には宇田川優希投手が登板。自身の失策が絡んで1死1、2塁のピンチに陥るも、後続を打ち取り得点を与えず。宇田川投手は回またぎで9回裏のマウンドにも上がり、2奪三振の好救援で延長戦に持ち込んだ。
11回表、ついに均衡が破れる。西野真弘選手が10球粘った末に四球で出塁。中川圭太選手が二ゴロに倒れ、2死1塁で森友哉選手が打席へと向かった。ここで東北楽天ベンチは継投を選択したが、代わった鈴木翔天投手の変化球を右翼席へ運んで15号2ランとし、待望の先制点を奪う。
勝ち越し直後の11回裏は山岡泰輔投手が無失点に抑え、2対0で試合終了。オリックスが、計4投手の完封リレーで延長戦を勝ち切った。敗れた東北楽天は、藤平投手が7回96球6安打5奪三振無失点。今季3勝目こそ逃したが、次回につながる投球を見せた。
1234567891011計
オ 00000000002 2
楽 00000000000 0
オ 田嶋大樹-宇田川優希-○山崎颯一郎-S山岡泰輔
楽 藤平尚真-渡辺翔太-松井裕樹-宋家豪-●安樂智大-鈴木翔天
文・吉村穂乃香
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