9月8日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東北楽天の第18回戦は、8対6で東北楽天が勝利し、3位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を「1.5」に縮めた。
東北楽天の先発・岸孝之投手は、初回と4回裏に1点ずつ失いながらも、5回まで粘投を続ける。しかし6回裏、2死満塁から周東佑京選手に満塁弾を浴び、1点差に詰め寄られたところで降板。2番手の鈴木翔天投手が後続を打ち取り、続く7回も無失点に抑えた。
打線は2回表、2死から阿部寿樹選手と小郷裕哉選手の連打と四球で満塁の好機をつくると、暴投で同点に追い付く。続く2死2、3塁、小深田大翔選手の適時内野安打で勝ち越しに成功。
4回表に炭谷銀仁朗選手の適時打で1点を追加すると、続く5回表には、1死満塁から小郷選手、炭谷選手、小深田選手の連続適時打でリードを5点に広げる。9回表、2死2塁から小深田選手がこの試合3本目となる適時打を放ち、突き放した。
8回裏は渡辺翔太投手、9回裏は松井裕樹投手がそれぞれ無失点に抑え、試合終了。勝利した東北楽天は、小深田選手が、5打数3安打4打点1盗塁の活躍。先発の岸投手が5.2回9安打6失点も、11安打8得点とつながった打線に助けられた。
敗れた福岡ソフトバンクは、先発・石川柊太投手が4.1回107球6安打5四球4失点と試合をつくれず、2番手の田浦文丸投手も踏ん張れなかった。打線は、周東選手の本塁打などで追い上げるも、前半の7失点が響いた。
123456789 計
楽 020140001 8
ソ 100104000 6
楽 ○岸孝之-鈴木翔天-渡辺翔太-S松井裕樹
ソ ●石川柊太-田浦文丸-武田翔太-甲斐野央-大津亮介-津森宥紀
文・藤井美月
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