8月29日、パ・リーグ球団主催のファーム公式戦2試合が行われる。

茶野篤政が前試合で5安打　井上朋也は前カード全試合安打

　杉本商事バファローズスタジアム舞洲では13時から、オリックス対福岡ソフトバンクのウエスタン・リーグ公式戦第29回戦が行われる。

【今季対戦成績】オリックス（2位）対福岡ソフトバンク（1位）11勝15敗2分

　オリックス・茶野篤政選手が26日の中日戦で5安打の固め打ち。うち4安打は3球以内に記録しており、早いカウントで確実に捉え結果を出した。チームは対福岡ソフトバンク6連敗中であり、首位争いに食らい付くためにも、茶野選手は打線をけん引できるか。

　福岡ソフトバンクは、3年目・井上朋也選手が25日からの阪神3連戦で全試合安打を放ち、計4打点を記録した。今季はウエスタンで、ほぼすべての打撃指標において2021年、2022年シーズンを上回っている。成長著しい若鷹のバッティングに期待だ。

池田来翔と黒川史陽　一軍定着を狙う若き内野手に注目

　ロッテ浦和球場では13時から、千葉ロッテ対東北楽天のイースタン・リーグ公式戦第15回戦が行われる。

【今季対戦成績】千葉ロッテ（7位）対東北楽天（2位）1勝12敗1分

　千葉ロッテは池田来翔選手に注目したい。今季は5月に調子が良く、一軍で月間OPSが1を超えたが、以降は調子を落とし、7月後半以降は二軍での調整が続いている。27日の一軍の試合では、二軍で好成績を残した小川龍成選手がスタメンで起用されているだけに、池田選手ももう一度調子を上げ、出場機会をつかみたい。

　東北楽天は黒川史陽選手が、7月度の「スカパー！ファーム月間MVP賞」を受賞。二軍ではここまでプロ4年間で毎年OPSが.700を超えており、あとはきっかけさえあればという状態が続いている。主戦場を一軍に移せるよう、二軍で圧倒的な成績を残せるか。

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