7月5日、楽天生命パークで行われる楽天と福岡ソフトバンクのカード2戦目。3日に弘前で行われたカード初戦は、福岡ソフトバンクが西田選手の移籍後初本塁打となる今季第1号本塁打とエース・千賀投手の7回途中2失点の粘投が光り、福岡ソフトバンクが5対2で制した。このまま福岡ソフトバンクが連勝するか。それとも楽天が本拠地のファンの前で連敗を阻止するのか。試合の見どころを挙げていく。
【今季対戦成績】
楽天→5勝8敗、福岡ソフトバンク→8勝5敗
【楽天】則本投手 13試合、4勝8敗 94.2回、101奪三振、39失点 防御率3.61
【ビジター】攝津投手 4試合、2勝1敗 19.2回、18奪三振、7失点 防御率2.75
楽天は先発マウンドにエース・則本投手を送る予定だ。常にエースとして毎試合100球以上を投じる力投を見せているものの、5月19日以降白星から遠ざかっている。その要因として援護点の少なさが挙げられるが、チームは前カード、埼玉西戦の3試合で31得点と打撃状態は上向きだ。好調打撃陣の援護を待ちながら、粘り強く試合を作り、およそ2か月遠ざかっている白星を挙げたいところ。
則本投手への援護のキーマンとして、銀次選手に注目したい。6月26日から6試合連続安打を記録しており、ここ2試合はともに2安打を放っている。5番を担う銀次選手の後ろには、6番・アマダ―選手、8番・ペゲーロ選手と打撃好調な外国人打者が控えており、つなぎの役割が果たせれば、一気に大量得点も狙えるだろう。
一方、福岡ソフトバンクはベテラン右腕・攝津投手の登板が予定されている。5月22日の埼玉西武戦で2年ぶりとなる白星を挙げて以降、安定した投球で試合を作っており、前回登板の北海道日本ハム戦では6回無失点の好投を披露。5日の試合でも制球力と宝刀・シンカーを駆使して、チームを勝利に導きたい。
打線では楽天から移籍加入してきた西田選手に注目。3日に行われた試合では、古巣相手に移籍後初本塁打となる今季第1号本塁打を放つなど、4打数2安打1本塁打の活躍でチームの勝利に貢献。5日はかつての本拠地である楽天生命パークでの一戦となるだけに、古巣のファンの前で、活躍する姿を披露できるか。
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