6月24日、楽天生命パークで行われた楽天と北海道日本ハムの一戦は、終盤までもつれる展開に。最後は試合中盤から得点を重ねた楽天が逆転勝利を収めた。
先手を取ったのは北海道日本ハムだった。楽天の先発・美馬投手に対し、初回1死から2番・大田選手が右翼席へ13号ソロを放ち先制。さらに2死1塁となってから5番・アルシア選手に適時二塁打が出ると、6番・レアード選手も左翼線を破る適時二塁打で続き、一挙3点を奪った。
しかし楽天打線もすぐさま反撃を見せる。2つの敵失と犠打で1死2,3塁の好機を迎えると、4番・今江選手が犠飛を決めて1点を返し、スコアは1対3。北海道日本ハムが2点をリードし、初回の攻防が終わる。
北海道日本ハムは3回表に4番・中田選手の17号2ランで2点を追加、対する楽天も4回裏にアマダー選手の内野ゴロの間に1点を返すと、続く5回裏にも今江選手の適時打などで2得点を挙げ、5回を終えて4対5と北海道日本ハムのリードはわずかに1点となる。
そして6回裏、北海道日本ハムの2番手・公文投手から6番・アマダー選手がバックスクリーンに飛び込む値千金の9号ソロを放ち、楽天が5対5と試合を振り出しに戻した。
楽天は7回以降救援陣が奮闘。2番手・青山投手、3番手・宋投手とつないで2イニングスを完璧に抑えると、それに応えるように打線が活気づく。
8回裏、1死から7番・藤田選手と8番・ペゲーロ選手の連打に加え、この回からマウンドに上がった北海道日本ハム・石川直投手の暴投で2死2,3塁の絶好機を迎える。この場面で1番・田中選手がこの試合3安打目となる内野安打を放ち、3塁走者が生還。楽天が貴重な勝ち越し点を奪い、6対5とこの試合初めてのリードを奪った。
9回表、楽天のマウンドに上がった守護神・ハーマン投手は、北海道日本ハム打線を3者連続三振に打ち取る圧巻の投球を披露。救援陣が終盤3イニングスを9人で封じ、楽天がカード勝ち越し。3番手・宋家豪投手は来日初勝利が挙げた。
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