交流戦の得点圏打率は.556と圧倒的な勝負強さ
北海道日本ハムの中田翔内野手が15日の東京ヤクルト戦(札幌ドーム)で2戦連発となる16号ソロを放つなど2打点をマークした。これで6試合連続打点。交流戦期間中の得点圏打率はトップの.556と勝負強さが際立っている。
この日の先制打は、足で稼いだものだった。初回2死二塁、直球を振り抜いた打球はワンバウンドしてカラシティーの頭を超える。二塁を守る三輪正義が何とか追いつき、体を反転させながら一塁にワンバンド送球するが、全力疾走した中田の足が勝った。その間に二走の大田泰示が一気に本塁を陥れた。
「初回に先制点が取りたいところ。ボテボテだけど、いいところに飛んでくれた。先制点は(大田)泰示のおかげ。あの走塁に助けられた。感謝している」
二塁内野安打で、3試合連続で先制点の打点を記録した中田は、大田の好走塁を称えた。
1点リードの7回には松岡から左翼へ2試合連発となるソロアーチを放ち、大量6得点の口火を切った。「ホームランはどうでもいいけど、貴重な追加点になったことはすごくうれしかった」と中田は冷静に振り返った。
交流戦首位を走る東京ヤクルトとの3連戦の初戦に大勝。「ヤクルトは状態がいいと聞いているけど、うちも状態のいい選手が多い。明日もいい試合ができたらいい」と語る落ち着いた口調には自信がにじむ。交流戦残り3試合、連勝モードで突っ走る。
記事提供: