10月29日、神宮球場で行われた東京ヤクルトとオリックスの「SMBC日本シリーズ2022」第6回戦は、3対0でオリックスが勝利。1996年以来、26年ぶりの日本一に王手をかけた。
オリックスの先発・山崎福也投手は初回、先頭に安打を許すも、併殺に打ち取るなどし、3人で相手打線を切って取る。2回以降は走者を出しながらも、テンポの良い投球で相手打線を翻ろう。味方の好守にも助けられ、5回70球1安打3四球3奪三振無失点の好投を披露し、マウンドを降りた。
一方の打線は、相手先発・小川泰弘投手を攻略できず。3回表には、先頭の伏見寅威選手が死球で出塁。犠打で1死2塁とこの試合初めて得点圏に走者を進めるも、後続が打ちとられ無得点に終わる。
しかし6回表、先頭の太田椋選手が安打で出塁すると、犠打を決め、再び1死2塁の好機を演出。故意四球などで2死1、2塁から、杉本裕太郎選手が均衡を破る適時打を放ち、先制に成功する。
後を託された救援陣は、6回裏を宇田川優希投手、7回裏を平野佳寿投手、8回裏を山崎颯一郎投手が完封リレーでつなぐ。打線は9回表、無死1塁からバント処理時の送球エラーの間に、1塁走者が一気に生還。1点を追加すると、なおも1死3塁とし、代打・西野真弘選手の犠飛で3対0とした。9回裏は、ワゲスパック投手がマウンドへ。3者凡退に切って取り、試合を締めた。
勝利したオリックスは投手陣が好投。山崎福投手が5回1安打無失点と試合をつくると、救援陣も安打を1本も許さない圧巻の投球で、リードを守り切った。打っては、「1番・一塁」で先発出場した太田椋選手がマルチ安打を放っている。
123456789 計
オ 000001002 3
ヤ 000000000 0
オ ○山崎福也-宇田川優希-平野佳寿-山崎颯一郎-Sワゲスパック
ヤ ●小川泰弘-木澤尚文-石山泰稚-マクガフ-久保拓眞
文・谷島弘紀
関連リンク
・試合詳細
・杉本裕太郎 選手名鑑
・山崎福也 成績/動画
・「BsGirls」担当者インタビュー
・2022年ドラフト指名一覧【オリックス】
記事提供: