10月20日(木)に予定されている「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」を前に、パ・リーグ6球団の昨年のドラフトを特集。今回は北海道日本ハムの指名選手を振り返る。
8位・北山亘基は開幕投手に抜てき。支配下全員が一軍を経験
1位:達孝太投手(天理高)
2位:有薗直輝内野手(千葉学芸高)
3位:水野達稀内野手(JR四国)
4位:阪口樂内野手(岐阜第一高)
5位:畔柳享丞投手(中京大中京高)
6位:長谷川威展投手(金沢学院大)
7位:松浦慶斗投手(大阪桐蔭高)
8位:北山亘基投手(京都産業大)
9位:上川畑大悟内野手(NTT東日本)
育成1位:福島蓮投手(八戸西高)
育成2位:速水隆成捕手(群馬ダイヤモンドペガサス)
育成3位:柳川大晟投手(九州国際大付高)
育成4位:阿部和広外野手(平塚学園高)
1位の達孝太投手は開幕から二軍で登板を重ね、13試合で0勝4敗、防御率6.26。27.1回で25四球とシーズンを通して四球を与えることが多く、制球に課題を残した。しかし、実戦デビューとなった4月11日の試合では150キロをマークするなど、伸びしろは充分。194cmの長身とあって、可能性の大きさを感じさせた。
9月25日には、本拠地札幌ドームで5位・畔柳亨丞投手、7位・松浦慶斗投手とともに一軍デビュー。先発を務めた達投手は3回1安打3四球無失点にまとめると、後を継いだ畔柳投手も1イニングを無失点に抑える。松浦投手は2失点を喫したが、高卒の3投手にとって一軍のマウンドは貴重な経験となったことだろう。
今季の北海道日本ハムは下位の即戦力ルーキーが活躍した。8位・北山亘基投手はオープン戦で好投を見せると、パ・リーグでは史上6人目となる新人の開幕投手に抜てきされる。ルーキーながらも落ち着いたマウンドさばきで一時は抑えも務め、9セーブをマーク。救援失敗が続くなど苦しんだ時期もあったが、チーム最多の55登板と充実したルーキーイヤーを過ごした。
9位の上川畑大悟選手は、開幕こそケガで出遅れたが、5月24日にプロ初出場・初スタメンを果たすと、その後は80試合に出場。守備では前評判通りの軽快なプレーを見せ、打撃においても打率.291と好成績をマーク。特にシーズン終盤はサヨナラ打を放つなど勝負強さが光り、来季にも期待が高まる活躍ぶりだった。
北海道日本ハムはチーム方針から、支配下登録の日本人選手全員が一軍を経験。ルーキーも例にもれず、全員が出場の機会を得た。新球場で迎える来季は、どのような選手が入団するのか。2022年のプロ野球ドラフト会議は10月20日、17時から行われる。
◇2021年ドラフト指名選手の選手名鑑をチェック!
文・鈴木優菜
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