10月2日、レギュラーシーズン最終戦にして2年連続の優勝を手にしたオリックス・バファローズ。仙台市内で優勝記者会見が行われ、中嶋聡監督、能見篤史投手、山本由伸投手、宮城大弥投手、吉田正尚選手が出席した。
以下、共同記者会見での能見投手、吉田正選手のコメント全文。
能見篤史「しっかりサポートしていけるようにしたい」
ーー能見投手が入団されて2年連続優勝となりました。今の気持ちをお願いします
能見投手「非常にうれしいですし、昨年はオリックスに入団して優勝、今年は引退表明して優勝できて、幸せです」
ーーチームは最後の最後で優勝を飾りましたが、能見投手、能見コーチとしてオリックスの今年の強さはどう分析しているか
能見投手「難しいですけれど。中嶋監督のもと、僕が見ている感じではそこまで層は厚くありませんが、前半は苦しみながらも後半は選手が力を発揮してくれた。へばることなくというか、そういうのをすごく感じられたので、後半になって失速するのではなく上がっていくというのは、なんでこうなっているのかは考えてはいるんですけど、答えが中々見つからないです」
ーー今年はまたリリーフ陣を中心に新しい顔ぶれが出て、結果を出しました
能見投手「能力を持った選手はたくさんいます。でも先発ピッチャーがしっかりしていないとそこも機能しないので、由伸中心に先発ピッチャーがいい働きをしているのも一つの要因かなと思います」
ーー壇上に上がっている山本投手、宮城投手、これからパーソル CS パ、日本シリーズへ向けて期待するところも多いのでは
能見投手「期待というか、普段どおりやってくれたらいいと思いますし、それだけのものは十分見せてくれているので、あとは不安な気持ちはなんとか取り除いてマウンドに上がれるように、サポートしたいと思います」
ーー中嶋監督からは『このあとも投げる予定が』という話もありましたが、登板に向けては
能見投手「ぜひ機会があれば準備しますし、まずは先発ピッチャーと4番でどっしり座っている正尚選手にそういう機会を与えていただけるよう、期待しています」
ーー日本一へ向けて決意をお願いします
能見投手「コーチのほうが比重が僕は大きいので、しっかりサポートしていけるようにしたい」
吉田正尚「みんなと喜びを分かち合えたのは、一生心に残る思い出」
ーー劇的な優勝でしたが、今の心境は
吉田正選手「歴史的な優勝だと思いますし、最後はすごい確率を引いたなと思います」
ーー試合終了1分後に優勝が決まりました。どんな思いでしたか
吉田正選手「優勝か2位かは全然違いますので、最後みんなと喜びを分かち合えたというのは、一生心に残る思い出だと思います」
ーー今日は試合前に選手会長として声をかけましたか
吉田正選手「みんなここまでいろいろな思いで頑張ってきたと思いますし、最後は勝つしかなかったので、心を一つにして臨みました」
ーー主力としても選手会長としてもチームを引っ張ってきました。自身もシーズン後半に活躍されました。吉田正選手としての評価はいかがでしょうか
吉田正選手「前半にはコロナにかかってその後ケガをして、チーム的にも苦しい前半戦でしたが、なんとかみんなでつないで最後の9月勝負というところで、勝利に導ける、結果が少しづつついてきましたので、良かったかなと思います」
ーータイトルは最高出塁率を獲得。月間MVPを受賞した際に、出塁にはこだわりがあるという話をされていました。その出塁の多さが優勝の一因だったのではないかと思いますが、吉田正選手自身はいかがでしょう
吉田正選手「塁に出てチャンスメイク、そして返すことは僕自身のプレースタイルだと思いますので、良かったです」
ーー去年は無観客の京セラドーム大阪での胴上げとなりました。今年は仙台でオリックスのファンがたくさん詰めかけての優勝となりました。声援を受けての優勝はいかがでしょうか
吉田正選手「143試合目で決まって、本当にすごいことだなと思いながら、それをみなさんと分かち合えたのは良い思い出になりました」
ーー日本一へ向けての意気込みをお願いします
吉田正選手「日本シリーズに出るためにはパーソル CS パを勝たないといけないので、また少し休んでしっかり調整して、ベストパフォーマンスをみなさんの前で発揮できるようにやっていきたいと思います」
関連リンク
・中嶋聡優勝監督共同記者会見全文
・【動画】オリックス・中嶋優勝監督インタビュー【連覇達成】
・オリックス・バファローズがパ・リーグ連覇達成! 2年連続14回目
・福田周平のタイムリーでオリックスが逆転! 宇田川優希の好リリーフで流れ呼び込む
記事提供: