9月3日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と北海道日本ハムの第21回戦は、5対4で東北楽天がサヨナラ勝ちを収めた。
東北楽天は4回裏、浅村栄斗選手が相手先発・ポンセ投手の変化球を逆らわずに振り抜き、ライトスタンドへ23号ソロとして先制に成功。5回裏には、山崎剛選手が2号ソロを放つと、さらに2死3塁から鈴木大地選手に適時内野安打が生まれ、3対0とした。
先発・田中将大投手は初回を無失点に抑えると、2回以降も落ち着いた投球で凡打の山を築き、スコアボードに0を並べていく。しかし6回表、アルカンタラ選手の12号2ランなどで1点差に詰め寄られると、2死から3連打で同点に。あと1アウトが遠く、6回途中に走者をためた状態で降板した。
後を託された救援陣は、6回表途中から宮森智志が登板。走者を返され勝ち越しを許すも、後続を打ち取り3対4で試合は終盤へ。7回表を宋家豪投手が無失点で抑え、7回裏には先頭の炭谷銀仁朗選手が安打で出塁。犠打などで2死2塁とすると、鈴木選手が2打席連続となる適時打を放ち、同点に追い付いた。
8回表を西口直人投手、9回表を松井裕樹投手と無失点でつないだが、4対4のまま試合は延長戦へ。10回表は、鈴木翔天投手が安打などで1死満塁のピンチを背負うも、代わった安樂智大投手が併殺に打ち取り見事な火消しを披露する。打線はその裏、1死から西川遥輝選手が四球で出塁。2死満塁となって代打・銀次選手を打席に送ると、押し出しとなる四球を選び、サヨナラ勝ちを決めた。
勝利した東北楽天は救援陣が力投。走者を出しながらも7回表から無失点リレーでつなぎ、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。5番手・松井裕樹投手が1イニングを3者連続三振切って取る好投を披露。打っては、鈴木選手が2安打2打点、炭谷選手が2安打の活躍だった。
一方敗れた北海道日本ハムは、救援陣が粘れず。6回表に4得点を挙げ、一時逆転に成功するも、リードを守りきれなかった。古川裕大選手、上川畑大悟選手、谷内亮太選手がマルチ安打の活躍を見せた。
12345678910 計
日 0000040000 4
楽 0001201001X 5
日 ポンセ-吉田輝星-ロドリゲス-メネズ-●堀瑞輝-玉井大翔
楽 田中将大-宮森智志-宋家豪-西口直人-松井裕樹-鈴木翔天-○安樂智大
文・谷島弘紀
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