土壇場からの逆転劇! 西村凌の決勝打でオリックスが3位を堅守

パ・リーグ インサイト

2022.8.30(火) 21:34

オリックス・バファローズ 西村凌選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 西村凌選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月30日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第18回戦は、4対3でオリックスが劇的な逆転勝利を収めた。

 オリックスの先発は、山岡泰輔投手。初回、2四球で得点圏に走者を背負うと、島内宏明選手に先制打を許す。しかし、直後の2回裏を3者凡退に抑えて立て直すと、3回裏は走者を出しながらも無失点で切り抜けた。

 4回表、オリックス打線は大城滉二選手、中川圭太選手の連打で無死2、3塁の絶好機を演出。ここで迎えた4番・吉田正尚選手に逆転打が生まれ、2対1とした。

 ここまで粘投を続けていた山岡投手だったが、逆転直後の4回裏、代打・渡邊佳明選手に2点適時打を浴び、オリックスは再び追いかける展開となる。山岡投手は6回裏、2死満塁とされたところで降板し、2番手として山田修義投手が登板。小深田大翔選手を一ゴロに打ち取り、このピンチをしのいだ。

 1点ビハインドのまま迎えた9回表、吉田正選手、頓宮裕真選手が四球を選び、一打同点のチャンスを演出。安達了一選手が三振に倒れ2死となったが、西村凌選手が前進守備のセンターを越す2点適時二塁打を放ち、再逆転に成功した。

 9回裏に登板した平野佳寿投手は、安打と失策で無死1、2塁のピンチを招くも、浅村栄斗選手、代打・茂木栄五郎選手を打ち取り2死を奪う。最後は銀次選手を見逃し三振に仕留め、4対3で試合終了。

 勝利したオリックスは、西村凌選手が9回2死の土壇場から決勝打。今季初安打が試合を決める一打となった。敗れた東北楽天は、先発した則本昂大投手が4回2失点。5回以降は救援陣が無失点でつないだが、守護神の松井裕樹投手が痛恨の逆転打を浴びた。

  123456789 計
オ 000200002 4
楽 100200000 3

オ 山岡泰輔-山田修義-阿部翔太-○比嘉幹貴-S平野佳寿
楽 則本昂大-安樂智大-宮森智志-宋家豪-西口直人-●松井裕樹

文・吉村穂乃香

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