独立リーグの福井でプレーしNPB復帰「諦めないでよかった」
福岡ソフトバンクに新戦力として加入する元北海道日本ハム、東京ヤクルトで福井ネクサスエレファンツの秋吉亮投手が19日、本拠地・PayPayドームで入団会見を行った。北海道日本ハムから“ノンテンダー”となり、独立リーグでプレーした半年間を振り返り「すごく悔しい思いをした。NPBでもう1度やりたいと思っていたので、福岡ソフトバンクに入団できてよかったです」と語った。
秋吉は2013年のドラフト3位で東京ヤクルトに入団。ルーキーイヤーから中継ぎとして61試合に登板すると、2015年には74試合、2016年には70試合と勝利の方程式を担った。2018年オフにトレードで北海道日本ハムへ移籍。移籍1年目は守護神として25セーブをマークするなど活躍したものの、移籍3年目を終えた2021年オフに西川遥輝外野手(現楽天)、大田泰示外野手(現横浜DeNA)と共に“ノンテンダーFA”となり、福井へ加入していた。
北海道日本ハムから自由契約になってからは「コントロールを徹底してやってきた。NPBでは少しでも甘くなったら打たれるというのは思っていましたし、変化球の取得も試してきた」と努力を欠かさなかった。「悔しい気持ちを持って絶対NPBに戻るという強い思いを持って投げていた」という今季は18試合に投げて、1勝2敗7セーブ、防御率2.66をマークしている。
福井のオーナーを通じて、福岡ソフトバンクからのオファーを聞いたという秋吉。「すごく嬉しくて諦めないでよかったなと思いましたね。独立リーグのレベルに合わせてやるのではなく、その上でやるのが目標でしたので、NPBのレベルを抑えるというつもりでプレーしてきた。NPBに戻って来られたことは嬉しいですけど、ここからが勝負。福岡ソフトバンクは選手層もすごいですし、チームが勝つ中で1軍で投げることが目標です」と意気込みを語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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