7月16日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第12回戦は、7対3で東北楽天が勝利。連敗を「5」でストップさせた。
東北楽天の先発・田中将大投手は初回、2死1、2塁のピンチをしのぐと、走者を背負いながらも4回まで無失点に抑え込む。一方のオリックス・山本由伸投手も4回まで2安打に抑える投球を披露。試合は序盤から投手戦の様相を呈する。
両軍無得点で迎えた5回裏、東北楽天打線が奮起する。1死から四球と安打などでつくった1死2、3塁の好機から、2番・銀次選手がレフト前に落ちる適時打で均衡を破ると、続く3番・浅村栄斗選手がライトスタンドへの15号3ランを放ち、山本投手から4点のリードを奪う。
打線の頼もしい援護を受けた田中投手は、6回から2イニング続けて3者凡退に打ち取り、流れを渡さない。すると直後の7回裏には、オリックスの2番手・中村勝投手を攻め立てたところから、島内宏明選手、鈴木大地選手の適時打で3点を追加し、リードを広げていく。
7点差で迎えた8回表からは、西口直人投手が登板するも、1死2、3塁のピンチを招いたところから内野ゴロの間に失点。なおも2死3塁からは杉本裕太郎選手に一発を被弾し、3点を返されてしまうが、4点リードで迎えた9回表は松井裕樹投手が無失点で締めて、7対3で試合終了。
勝利した東北楽天は、先発の田中投手が7回107球3安打3四球1死球4奪三振無失点の好投で5月10日以来の勝利をマーク。10安打7得点の打線は、西川遥輝選手、銀次選手、島内選手、鈴木大選手がマルチ安打の活躍を見せた。一方、敗れたオリックスは先発の山本投手が6回4失点で今季5敗目。打線は終盤に3点を返すも、及ばなかった。
123456789 計
オ 000000030 3
楽 00004030X 7
オ ●山本由伸-中村勝-K-鈴木-ビドル
楽 ○田中将大-西口直人-松井裕樹
文・和田信
関連リンク
・試合詳細/動画はこちら
・【動画】田中将大 7回無失点の好投!
・【動画】銀次 技ありの先制タイムリー!
・【動画】浅村栄斗 相手を突き放す15号3ランホームラン!
・ついに150km/hに到達する領域へ フォークボールの球速TOP5
記事提供: