6月27日、「鷹の祭典2022」として東京ドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第12回戦は、8対1で千葉ロッテが勝利した。
福岡ソフトバンクは、新型コロナウイルス感染による「特例2022」で、試合前に先発予定だった和田毅投手、グラシアル選手ら6選手が抹消、という緊急事態に。急きょ大竹耕太郎投手が今季初となる一軍のマウンドに上がった。
対する千葉ロッテは3回表、先頭の茶谷健太選手の安打などで2死1、2塁の好機をつくると、4番に入っている安田尚憲選手が適時打を放ち先制に成功。なおも続くレアード選手は「高めに入ってきた球をうまく捉えることができた」と、12号3ランで4対0とした。
先発・ロメロ投手は援護直後の3回裏、2人の走者を許しながらも無失点に抑えると、5回以降はパーフェクトピッチ。7回83球4安打無四球2奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。8回表には中村奨吾選手の5号ソロで1点を追加。9回表は荻野貴司選手の犠飛、中村奨吾選手の2点適時打で点差を7点に広げ、試合を決めた。
8回から継投に入り、ゲレーロ投手は1回1失点、9回裏を投げた小沼健太投手は1回無失点の投球内容で試合終了。勝利した千葉ロッテは、投打がかみ合った。荻野貴選手、中村選手、レアード選手、茶谷選手にマルチ安打が生まれ、首位チーム相手に11安打8得点を奪った。
福岡ソフトバンクは、先発の大竹耕太郎投手が4.0回7安打4失点。「早い回で降板することになってしまい申し訳ない」と悔しさを口にした。3番手・椎野新投手は2回1失点、高橋礼投手は1回3失点。野手陣も走塁や守備での小さなミスが響き、完敗となった。
123456789 計
ロ 004000013 8
ソ 000000010 1
ロ ○ロメロ-ゲレーロ-小沼健太
ソ ●大竹耕太郎-松本裕樹-椎野新-高橋礼
文・小野寺穂高
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