6月26日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第12回戦は、3対2で千葉ロッテがサヨナラ勝ちを収めた。
千葉ロッテの先発・美馬学投手は初回、安打を浴びるも後続を併殺に打ち取り3人で終える。2回以降もベテランらしい落ち着いた投球で、5回までわずか1安打に抑える。6回表に紅林弘太郎選手の適時二塁打などで同点とされるが、逆転は許さず。6回84球2安打3四球1奪三振2失点の投球内容で、救援陣に後を託した。
一方の打線は2回裏、1死から高部瑛斗選手が安打で出塁すると、二盗と捕逸で一気に三塁へ。2死とされるも、松川虎生選手がセンターへの適時打を放ち、先制に成功する。5回裏には、1死から荻野貴司選手が安打で出塁し、盗塁で進塁。捕逸の間に2塁から一気に生還して2対0とリードを広げた。
同点で後を託された救援陣は、粘りの投球で相手打線に得点を許さない。7回表を東條大樹投手、8回表をゲレーロ投手、9回表を益田直也投手が無失点でつなぐ。力投を続ける投手陣のためにも反撃したい打線は9回裏、1死から高部選手が安打で出塁。犠打で2死2塁とサヨナラの好機を演出すると、代打・佐藤都志也選手が打席に。直球を振り抜くも、右飛となり試合は延長戦に突入した。
10回表は小野郁投手が無失点に抑え、11回表をオスナ投手が3者凡退に切って取る。打線は11回裏、1死から安田尚憲選手が四球を選び、和田康士朗選手が代走に。2死2塁と一打サヨナラの好機で高部選手がライトへ安打を放つと、和田選手が快足を飛ばして一気にホームイン。本日3本目の安打が試合を決めるサヨナラ打となり、千葉ロッテが勝利を収めた。
勝利した千葉ロッテは救援陣が力投。7回以降得点を与えず、試合の流れを渡さなかった。4番手・益田投手、6番手・オスナ投手が1イニングを3者凡退に抑える好投。オスナ投手は来日初勝利を挙げている。打っては、高部選手が3安打2盗塁の大活躍。試合を決めるサヨナラ打も放ち、チームの勝利に貢献した。
一方のオリックスは、先発・山崎福也投手が5回途中4安打2失点(自責点0)の内容。救援陣も本田仁海投手が2イニングを無失点に抑えるなど奮闘したが、打線が散発4安打とつながりを欠いた。
1234567891011 計
オ 00000200000 2
ロ 01001000001X 3
オ 山崎福也-黒木優太-阿部翔太-近藤大亮-本田仁海-●ワゲスパック
ロ 美馬学-東條大樹-ゲレーロ-益田直也-小野郁-○オスナ
文・谷島弘紀
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