6月3日、マツダスタジアムで行われた広島とオリックスの「日本生命セ・パ交流戦2022」第1回戦は、4対1でオリックスが勝利した。

　オリックスの先発は田嶋大樹投手。初回にバッテリーミスも絡み、1死3塁のピンチを招くと、中村奨成選手の適時打で1点を先制される。しかし、打線は直後の2回表、2死1塁から7番・伏見寅威選手が1号2ランを放ち、すぐさま逆転に成功した。

　さらに4回表、伏見選手の安打などで得た2死1、2塁の好機から、太田椋選手の適時打で1点を追加。続く5回表は、先頭の中川圭太選手がフェンス直撃の二塁打で出塁するなど2死1、2塁とすると、マッカーシー選手に適時打が生まれ、点差を3点に広げた。

　田嶋投手は2回裏以降毎回走者を出すも、本塁は踏ませず。結局、5回9安打4奪三振1失点の内容でマウンドを降りた。

　6回裏以降はK-鈴木投手、阿部翔太投手、黒木優太投手がそれぞれ無失点リレーを披露。4対1で迎えた9回裏は、近藤大亮投手が締めて試合終了。オリックスは田嶋投手が5回を1失点にまとめる投球で今季2勝目。打っては伏見選手が逆転弾を含む2安打2打点の活躍を見せ、カード初戦をものにした。なお、近藤投手は2019年以来のセーブをマークしている。

　 １２３４５６７８９ 計
オ ０２０１１００００ ４
広 １００００００００ １

オ ○田嶋大樹-K-鈴木-阿部翔太-黒木優太-S近藤大亮
広 ●大瀬良大地-薮田和樹-矢崎拓也-松本竜也

文・高橋優奈

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