5月28日、タマホームスタジアム筑後で行われた福岡ソフトバンクと広島のウエスタン・リーグ公式戦、第12回戦は、4対5で福岡ソフトバンクが敗れた。
先発は育成4位ルーキーの三浦瑞樹投手。初回に失策と四球で2死1、3塁のピンチを背負うと、広島の5番・二俣翔一選手にライト前への適時打を浴び、先制点を許してしまう。続く2回表も2安打でピンチを招くも、後続を三振と左飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。その後は走者を背負いながらも要所を締めるピッチングを見せ、5回までを1失点にまとめた。
1点を追う打線は2回裏、四球と安打で1死1、3塁のチャンスをつくると、8番・小林珠維選手が適時二塁打を放ち、同点に追い付く。さらに続く9番・笹川吉康選手が犠飛を放ち、勝ち越しに成功。さらに3回表には、無死1塁から3番・ガルビス選手にライトポール際への豪快な2号2ランが飛び出し、4対1とリードを広げる。
6回表は森唯斗投手が3者凡退に抑えたが、7回表に泉圭輔投手が先頭打者に二塁打を浴びると、1番・羽月隆太郎選手に適時打、3番・中村奨成選手に適時二塁打を打たれ同点に。さらには味方の悪送球も重なり、4対5と逆転を許してしまう。
8回表は田浦文丸投手、9回表は尾形崇斗投手がそれぞれ1回を無失点に抑え、流れを引き寄せるピッチングを披露。最終回に逆転サヨナラといきたいところであったが、4番手の菊池保則投手の前に3者凡退に終わり試合終了。福岡ソフトバンクが惜しくも敗戦となった。
公式戦初登板となった先発の三浦投手は5回6安打4三振1四球1失点の好投。首脳陣の期待に応える投球を披露した。一方、打線ではガルビス選手が久しぶりの一発をマーク。早期の一軍復帰が待たれる助っ人が、復調の兆しを見せた。
123456789 計
広 100000400 5
ソ 022000000 4
広 ○小林樹斗-中田廉-中崎翔太-S菊池保則
ソ 三浦瑞樹-森唯斗-●泉圭輔-中村亮太-田浦文丸-尾形崇斗
文・杉森早翔
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