5月8日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第6回戦は、2対1で東北楽天が勝利した。

　1点を先制された東北楽天は3回表、1死満塁とし小深田大翔選手の併殺崩れの間に1点を奪取。小深田選手はヘッドスライディングの際に負傷交代したが、執念のプレーで同点に追い付いた。

　先発は則本昂大投手。2回裏に頓宮裕真選手の1号ソロを浴びたが、以降は安定感を取り戻す。5回裏には1死2、3塁のピンチを招いたが、後続を打ち取り勝ち越しを許さない。7回101球3安打1四球2奪三振1失点の好投で打線の援護を待った。

　しかし打線は6回表、7回表と3塁まで走者を進めたがあと一本が出ず。投手陣は安樂智大投手、宋家豪投手が無失点でつなぎ、延長戦に突入する。

　すると延長10回表、2死走者無しの場面で島内宏明選手が初球を捉え、劇的な勝ち越し弾を放つ。10回裏は守護神・松井裕樹投手が登板し、3者凡退に締めて試合終了。

　勝利した東北楽天は、球団記録をさらに更新する「10」連勝をマーク。決勝弾の島内選手は3安打と、4番の役割を果たした。一方敗れたオリックスは7投手による粘りの継投も実らず、7連敗。9回裏、2死満塁の決定機をものにできなかったことが響いた。

　 １２３４５６７８９10 計
楽 ００１００００００１ ２
オ ０１００００００００ １

楽 則本昂大-安樂智大-○宋家豪-S松井裕樹
オ 竹安大知-富山凌雅-近藤大亮-本田仁海-ビドル-平野佳寿-●黒木優太

文・小野寺穂高

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